アーティスティックなヨーロッパ作品「エボリューション」を鑑賞したのでネタバレ無し記事を書いていきます。
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※関連記事は最後にまとめて紹介します予告編(トレイラー)
作品情報
公開年 | 2015年 |
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原題 | Evolution |
上映時間 | 81分 |
製作国 | フランス |
監督 | ルシール・アザリロヴィック |
脚本 | ルシール・アザリロヴィック、アランテ・カヴァイテ |
ジャンル | ホラー,フランス映画 |
主要キャスト |
マックス・ブラバン ロクサーヌ・デュラン ジュリー=マリー・パルマンティエ マチュー・ゴールドフェルド ニシム・ルナール パブロ=ノエ・エチエンヌ ナタリー・レゴスレス |
配信サイト・媒体 |
Netflix独占 ※記事公開時の情報です |
あらすじ・みどころ
少年と女性しかいない静かな町。海で泳いでいる際に死体を見つけた少年は次第に、不思議な出来事や奇妙な医療行為がある、この島の暮らしに違和感を抱き始める。
引用:Netflix
魅力
①どこかの田舎の海辺の景色が良い
②海洋虫とか帝王切開の手術シーンなどの嫌悪感がヤバい
気になる点
・テンポが悪過ぎて退屈
・ストーリーが意味不明
【ネタバレ無し】感想
あらすじから、M・ナイト・シャマラン監督の「ヴィレッジ(2004)」的なサスペンス作品を期待していましたが、それっぽい魅力は一切ありませんでした。
超前衛的な作品なんですかね。
ぶっちゃけ全く内容が分かりませんでした。
たぶん僕のような常人が観て理解できるタイプの映画では無いのでしょうが、見てしまった以上「つまらなかった」という内容で記事を書かせていただきます。
テンポ悪過ぎ
まず冒頭。
いわゆる「オープニングシーン」から「退屈」を感じます。
オープニングで退屈を感じるなんて事は中々無い。
最初は海のキレイな映像に始まり、その状態でスタッフクレジットが入ります。
そしてタイトルコール。
背景は一貫してずっと海の映像。
カットが切り替わるとかそういう配慮は一切無く、定点カメラで一貫してずーっと同じ映像。
「そろそろ別アングルに変わるだろう・・・」と思っても全く変わらず、2分間延々と同じ固定カメラの映像が続きます。
ここで僕は「なるほどこれは前衛的でアーティスティックなタイプの作品か」と理解しました。
最序盤で理解できただけ良かったと思います。
そしてその後も一々ワンカットごとの映像が長い。
夜中、主人公の子供が友達の家の窓を叩き、外出へ促すシーンがありました。
主人公「外へ行こう」
友達「う~ん・・・」
友達のこの「う~ん・・・」のシーンがクソ長かった。
カメラワークが変わるわけでもなく、ちょっと俯いて考える少年の表情を地味に長く映した意味が分かりません。
80分超の映画ですが、こういう不要シーンを最適化していけば恐らく40分程度でまとめられる作品です。
嫌悪感を感じるシーンが多い
・海洋虫
・帝王切開
・少年に孕ませるという設定
序盤。
分けわからん海洋生物の死体の一番気持ち悪い部分に、主人公がゆっくりじっくり手を突っ込むというシーンがありました。
嫌悪感マックスです。
ぶっちゃけこの気持ち悪さは「悪い点」として紹介したいくらいなんですが、これは明らかに製作陣が意図して気味悪くしているので、良い点にカテゴライズしました。
評価・まとめ
25点
最近ネットフリックスで観た中では群を抜いてつまらなかった。
内容が理解できてない部分もあるので「駄作」かどうかは判断できませんが、普段「ホラー」「アクション」「ヒューマンドラマ」「サスペンス」等の映画を楽しんでいる人にとっては苦痛だと思います。
1年くらい前に「飢えた侵略者」というクソゾンビ映画を観ましたが、それに匹敵するつまらなさです。
というわけで、「あー。1時間くらいなんかドブに捨てたい気分だなぁ。」という方や、「ヨーロッパの前衛的な作品が観たい」という方にお勧めの作品でした。
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