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【55点】荒野で謎のスナイパーに狙われる「ハンティング・パーク」の評価と感想

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ぱっかん
執筆者:「ぱっかん(@pakkan316)」見る映画の9割が洋画です!

ホラー映画「ハンティングパーク」をネットフリックスで鑑賞したので、その感想記事を書きます。
ネトフリのレビューでは、良い評価と悪い評価真っ二つに分かれてました。

個人的には、正直ハマらなかったですね。

まずはネタバレ無しの感想を書き、その後に本題へと入ります。

※当記事は
「ハンティングパーク 映画」
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「ハンティングパーク 感想」
などのワードで検索される方におすすめです。

「ハンティングパーク」ネタバレ無し感想

グロシーン多め。
怪我、死体のメイクアップは十分過ぎる程です。
しかも舞台が、ホラー映画らしからぬ「まっ昼間」の荒野であるため、ゴア表現は十分過ぎる程視認できます。

ストーリーはあって無いようなものです。

僕は最後まで集中して観る気力が沸きませんでしたが、もしかしたら合う人には合うような映画かもしれません。

作風として、全体的にシュールです。

「ハンティングパーク」あらすじ

銀行で強盗に遭遇した女性が、人質として山奥に拉致される。鉄柵で囲まれた敷地の中で目覚めると、そこは狂気の殺人鬼が人間狩りを楽しむ虐殺公園だった。

引用:Netflix

どうやら実話を基にした作品のようです。
しかしかなり作品めいた作り方をしています。
実話を基にした作品は大抵シリアスなものが多いんですが、これはかなりシュールに描かれており、むしろ監督が自由奔放に好きなことをしているタイプの映画です。
だからたぶん、実話を基にしているという事実は忘れて鑑賞した方が良いでしょう。

※次項からネタバレを含みます

「ハンティングパーク」感想

かなりゴテゴテした演出を多用してます。
音響などもデジタルノイズを多用しており、耳鳴りのような「キーン・・・」という音が多かったですね。

カット割りが細かい編集も「SAW」シリーズを彷彿とさせる作りです。
でも、SAWのように自然と入り込んでおらず、かなり違和感を感じました。

 

例えばSAWの場合、「登場人物が決断(葛藤)する時」とか、「痛さと戦っている時」などに、それを表現するかのようにスピード感のある演出を多用します。

それはまるで「ミュージックビデオのよう」と言われることもありますが、本筋と絡み合っている編集なので僕も受け入れて鑑賞することができますし、SAWの魅力のひとつとなっています。

しかし、本作で見かける似たような演出は、本筋とは全く関係の無い部分で挿入され、ただ単に「これオシャレな編集だろ?」と言われてるみたいでした。

僕はゴテゴテした演出は好きなのですが、久しぶりにそれが受け入れられなかったですね。

また、本作はカントリー調の楽曲が良く流れます
おかげでシュールさが増していますが、純粋に僕の好みではありません。

殺人鬼に魅力を感じないのも苦しいですね。

ジグソウにしても、レクター博士にしても、残酷さの中にカリスマ的な何かを感じられました。
また、人格が分からないジェイソン等の殺人鬼も、「ミステリアス」という理由でどこかクールさを感じ、人々に受け入れられてきました。

しかし本作の殺人鬼はあまり良く分かりません。
顔が個人的に好きじゃなかったのもあるかもしれませんが・・・。

メインの登場人物に何の罪も無いのも解せません。
例えばジェイソン系の映画では、登場人物たちが序盤で「ドラッグ」だったり、「熱い交尾」だったりをして「殺戮されても鑑賞者が残酷に思わない」配慮が少なからずあります。

SAWにしても、プレイヤーには何かしらの罪があります。

 

「生存者を全員悪者にしておく」とまでは言いませんが、殺戮系ホラー映画にはある程度の「悪ふざけ」が必要です。

ですが本作の主人公の女性は、たまたま銀行に居て、たまたま銀行強盗に巻き込まれ、そしてたまたま連れていかれた先で殺人鬼に遭遇したという不運な方です。

可哀そうです。

しかし、何故か「彼女に生き残ってほしい」という気持ちが沸かないのです。

悪ふざけを働いた若者が殺人鬼に追われる系の映画は、「自業自得」と思わせつつも「生き残って欲しい」と感じる何かがあります。
むしろ、登場人物に生き残って欲しいと思わせる心理描写の描き方が出来ている映画こそ、素晴らしいホラーだと思います。

本作に登場する女性は、こんなにも不遇で可愛そうなのに、「生き残って欲しい」と思わせるものが無いんです。

たぶん、作風全体がゴアな割にシュールだから、少しギャグ系映画を観ている気持ちになってるんだと思います。

「ハンティングパーク」評価

 

55点

少し気分が悪くなる映画でした。
それはゴア表現がきついからではなく、登場人物たちと鑑賞者である僕との不協和音から生まれたからだと思います。

カメラワークや演出、編集が独特なので、そこで拒否反応を起こす人には厳しい映画かもしれません。
編集は少しロックでかっこいい瞬間もありますが、SAW等とはベクトルが違うため、同じような気持ちで鑑賞はできませんでした。

比較対象がズレているのは承知してますが、期待通りの作品ではありませんでした。



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