新着記事

カテゴリー

【感想】「流転の地球」の魅力3個。Netflixで稀に見る超大作

【感想】「流転の地球」の魅力3個。Netflixで稀に見る超大作

本日のおすすめ記事

【アマプラ】海外ドラマ「パージ(シーズン1,2)」魅力と感想!パージファンが見どころを解説!

連続ドラマ版「パージ(シーズン1~2)」を先程見終えました! 結論から言うとめちゃくちゃ面白くてドハマりして見ました!というわ...

この記事はたぶん 5 分で読めます。
ぱっかん
執筆者:「ぱっかん(@pakkan316)」見る映画の9割が洋画です!

2500年かけて地球を別の太陽系に移動するSF超大作「流転の地球(Netflix)」を鑑賞しました。
いつも通りネタバレ無し情報を書いた後にネタバレしていきます。

まだ未鑑賞で、「とりあえず面白いかどうかだけ知りたい」という方は、「※ここからネタバレを含みます。」という文章の直前までを目安にご覧ください。

※関連記事は最後にまとめて紹介します

予告編(トレイラー)

※日本語字幕無し

作品情報

公開年2019年
原題The Wandering Earth
上映時間125分
製作国中国
監督グオ・ファン
脚本コン・コーアル
イェン・トンシュイ
グオ・ファン
イェ・チュンツォー
ヤン・チーシュエ
ウー・ティー
イェ・ルーチャン
JJ・シェン
原作 「The Wandering Earth(Chinese: 流浪地球)」
(原作者:Liu Cixin)
ジャンル SF,スペクタクル
主要キャスト ウー・ジン
チュ・チューシャオ
チャオ・ジンマイ
リー・グアンジエ
ン・マンタ
マイク・スイ・カイ
クー・ツィンツィン
ヤン・ハオユー
アルカージー・シャログラツキー
ライ・チァイン
ヤン・イー
チアン・チーカン
チャン・ホアン
配信サイト・媒体 Netflix独占
※記事公開時の情報です

あらすじ・みどころ

太陽系を離脱するべく移動を始めた地球。今、木星との衝突の危機が迫り、地球の命運は名も無きヒーロー達に託された。人類の存亡をかけた、壮絶な戦いが始まる。

引用:Netflix

魅力

①登場人物が特徴的でごちゃごちゃにならない

②2時間の中にイベントがこれでもかと詰め込まれており、中だるみしない

③スペクタクル作のテンプレのような脚本だが、そんなに悪くない

気になる点

・時々何やってるか分からなくなることがあり、魅せ方が若干不親切

・人によってはこの手のCGは受け付けないかも

【ネタバレ無し】感想

【感想】「流転の地球」の魅力3個。Netflixで稀に見る超大作:【ネタバレ無し】感想

中国では大ヒットを飛ばしたらしい本作。
前半の「地下世界での生活」は良い感じに窮屈感があり、その退廃的な感じが良かった。
そこから主人公たちは十数年ぶりに地上に出る・・・。

ゴゴゴ…と上がっていく感じや、昔と違い凍り付いた地上など、序盤は中々ワクワクするものがありました。

そしてそこからドシドシと押し寄せるトラブルに巻き込まれ、最終的には地球を救うメインチームになるのですが、どこを取っても王道的展開です。

・脚本
・演出
・音楽

全てハリウッド系作品で見た事があるような感じ。
でも不思議と退屈せず、最後まで彼らのことを応援してしまいました。

終盤はみんなで力を合わせ最後のトラブルに対処するのですが、若干突っ込みどころがありつつも、何も考えずに見てたら胸が熱くなる展開でした。

いや、普通に良い映画でした。

「スペクタクル映画なのに主人公が坊主」
というところに拒絶する気持ちも分かりますが、1時間30分くらいしたら慣れます。(2時間映画)
オススメ作品です。

【ネタバレ有り】感想

※ここからネタバレを含みます。
 
 
 
 

ラストまでのざっくりストーリー

人類は生存に向け壮大な計画を策定
地球を4.2光年先まで移動させるというものだ
計画は5段階

第一段階は、“地球エンジン”1満基と1万か所の地下都市を、全力を投じて建設する

第二段階、
赤道上のトルクエンジンを起動して時点を止める
すると巨大な津波が発生して世界の人口が半減する

第三段階
太陽と木星の引力により地球は加速し、本格的な旅に出る

第四段階
太陽系脱出後、地球エンジンを全開させ500年かけて加速してから、1300年間滑空を続ける
さらにエンジンの向きを変えて700年間減速する

第五段階
地球は目指す恒星こうせい系にとどまり、
そこの新しい惑星となる

地球流転計画の内容

 

どうですか。このぶっ飛んだ計画内容

「太陽が肥大化し、100年後には地球を飲み込む」という問題を抱えているそうですが、移動中のリスクとかいろいろ考えたら、もうあきらめてゆったり暮らしたいような気もします。

だからこそ逆に「どうせ死ぬんだし、地球ごと移動しよう!」と吹っ切れてしまったのかもしれません。

とりあえず劇中は、計画における「第三段階」か「第四段階」のようです。
地球は既に移動しています。

そして冒頭ではまだ4歳だった主人公「リウ・チー」は、地下都市で育ち10代後半になりました。

【感想】「流転の地球」の魅力3個。Netflixで稀に見る超大作: リウ・チー(役:Qu Chuxiao)
リウ・チー(役:Qu Chuxiao)

そんな「リウ・チー」は、義理の妹「ハン・ドゥオドゥオ」と地下施設を抜け出します。

【感想】「流転の地球」の魅力3個。Netflixで稀に見る超大作: ハン・ドゥオドゥオ(役:Zhao Jinmai)
ハン・ドゥオドゥオ(役:Zhao Jinmai)

抜け出した真意は忘れましたが、この手の映画に登場する子供は、たいていセーフティーゾーンを抜け出したがるので納得してます。

リウにとって久しぶりの地上。
ハンにとっては初めての地上です。

全てが氷に覆われ、地上は正に氷河期と言った感じ。
気温は-80℃を下回っているので、防護服が無いとまず生きられません。

リウ達は政府のカーゴトラックを盗み、それで脱走を図ります。
しかし捕まってしまい、留置場で「ティム」というお調子者の金髪青年と会います。

【感想】「流転の地球」の魅力3個。Netflixで稀に見る超大作: ティム(役:Mike Sui)
ティム(役:Mike Sui)

そして丁度そのタイミングで巨大な地震が発生。
地球流転計画が壊れ始めます。

留置場も崩れはじめたので、「リウ」「ハン」「ティム」「リウ達を助けに来たリウのおじいちゃん」の4人は、カーゴトラックで脱走。
そこを徴兵(徴用)され、「CN-171-11救援隊」に半ば強制的に加わります。

 

まるでゲームのようなイベント展開ですね。

そしてここからどんどん地球の不具合が加速し、何度も何度もトラブルに見舞われます。

最後には「地球は完全に終わる」という状況になり、ミッションを遂行してるチームは「CN-171-11救援隊」のみとなりました。
もちろん彼らだけでは人員が足りず、そして主人公の妹「ハン」が人類に向けベタベタな演説をし、既に避難を開始していた他部隊の人たちが助けに戻ります。

これで、「皆で力を合わせて見事ハッピーエンド!」になりかけましたが、あとちょっとのところでエネルギー不足に。
仕方なく「宇宙センター」側に居た「リウ」の父親が、宇宙センターの燃料を積んだまま、地球エンジンの噴射線上に突っ込みます。

これにより見事地球は助かりました。

この後に最後のイベントが起こりますが、それも今までの伏線を回収する形で回避します。

~3年後~
日常を取り戻し、皆に尊敬される存在となったリウは、未だに運転が下手だった~(エンドロール)

雑な展開もあったが、トータルで楽しめた

リウのじーちゃんは、「隊員が命を張って救ってくれたけど死んだ」という感じで死にました。
じーちゃんを救った隊員の男気、機転は素晴らしく、中々グッと来ました。

しかし救われたじーちゃんは、防護服に穴が開いてしまったせいで結局すぐに絶命しました。

何この展開、逆に新しい。

「脇役が自分の命を無駄にして誰かを助ける」という展開は、たいてい後に繋がります。
しかしこのイベントは、どこかに繋がること訳でもなく、じーちゃんは亡くなりました。

 

逆にリアルな展開ですが、あらゆる展開やサイドストーリーにも意味が与えられることに喜びを感じるので、ちょっと雑な展開だったように感じました。

これ以降ちょっと斜に構えてしまいましたが、意外と受け入れられる展開ばかりでしたね。
良作です。

【感想】「流転の地球」の魅力3個。Netflixで稀に見る超大作:評価・まとめ

60点

何故か緊迫感に欠けるが、地上でのトラブルは面白く、宇宙ステーション側の戦いも中々良かった。
全体的にCGが微妙で、「最新ゲームのムービーシーン」のような印象だが、B級SFに見慣れていれば問題無い。

そんな感じの作品です。

レビュー
Video Image
レビューした日
レビュー作品
流転の地球
総合評価
31star1star1stargraygray
作品タイトル
流転の地球
作品内容
近未来。何百年もかけ地球を移動するというミッションに取り組む主人公たち。しかし彼らの前にはいくつもの問題が立ちはだかる。中国産スペクタクル作品。
作品公開日
2019-04-30



本日のおすすめ記事

【アマプラ】海外ドラマ「パージ(シーズン1,2)」魅力と感想!パージファンが見どころを解説!

連続ドラマ版「パージ(シーズン1~2)」を先程見終えました! 結論から言うとめちゃくちゃ面白くてドハマりして見ました!というわ...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

この記事をこねた人

名前:ぱっかん(@pakkan316
洋画めっちゃ好き

運営してるメディア
ぱっかんブログ
ぱっかんのガジェットブログ
ぱっかんシネマ(当サイト)
やるゲーブログ
福岡散歩ブログ

「内省」という資質に優れており、それを活かした映画系の記事が得意。
→「当ブログ」と「ぱっかん」について

「ぱっかんブログ」という雑記ブログで、映画やら何やらと色々書いてましたが、映画記事数が増えたのでそれを「ぱっかんシネマ」として立ち上げました。
洋画ホラー、サスペンスが好み。あとスローモーションになった時に流れる「ドゥーン...」という効果音も好き。

こういう曲を作ったりしてます↓

▲ overflow(Youtubeにジャンプ)