2012年公開のアメコミ映画「アメイジング・スパイダーマン」を鑑賞しました。(4度目くらい)
というわけで本日は、「アメイジング・スパイダーマン」の魅力やみどころを、感想含めて思う存分語っていきたいと思います!
当ブログの映画記事は、序盤は「魅力やみどころ」について紹介している為、「どんな感じの映画か?」を知りたい人はそこまでお読みください。
後半は「考察」や「ネタバレ」を含みますが、その直前に「※ここからネタバレを含みます」と書いてるので、ネタバレが気になる方はその直前までお読みください。
目次
予告編(トレイラー)
作品情報
公開年 | 2012年 |
---|---|
原題 | The Amazing Spider-Man |
上映時間 | 136分 |
製作国 | アメリカ |
監督 | マーク・ウェブ |
脚本 |
ジェームズ・バンダービルト、 アルビン・サージェント、 スティーブ・クローブス |
ジャンル | ドラマ,ヒューマンドラマ,SF,ヒーロー |
主要キャスト |
アンドリュー・ガーフィールド(ピーター・パーカー) エマ・ストーン(グウェン・ステイシー) リス・エバンス(カート・コナーズ博士) キャンベル・スコット(リチャード・パーカー) |
配信サイト・媒体 |
市販DVD Netflix…他 ※記事公開時の情報です |
あらすじ・みどころ
ごく普通の青年ピーター・パーカーは、13年前に失踪した父親の秘密を思いがけず知ってしまったことから、スパイダーマンとして生きていく決意をする。
一般評価は「3.5」
「アメイジング・スパイダーマン」の魅力
「アメイジング・スパイダーマン」の魅力
①2010年代の圧倒的な映像美
②アンドリュー・ガーフィールドの繊細な表情に引き込まれる
③パーカーが「力を手にした後」の描写が凄く良い
④キャラクターのファッションセンスが個人的に超好み
⑤サントラがめちゃくちゃ良い
⑤若者の人間模様の描き方が上手い
魅力①2010年代の圧倒的な映像美
脚本とかの前に、やっぱりこの繊細なVFXで表現されたスパイダーマンは相当凄い。
超キレイ。
超丁寧。
2000年代初めに公開された「サムライミ版スパイダーマン」と本作は良く比較されますが、内容はそこそこ違うので、それぞれの良さがあると思います。
ただしやっぱり映像に関しては、後発の本作の方が上回る。
NYの街をスウィングする景色も圧巻だけど、一人称視点でビルの屋上を飛び回る演出は本当に爽快。
公開当時に映画館(3D)でも観たのですが、この迫力はネトフリで見ても十分感じられます。
魅力②アンドリュー・ガーフィールドの繊細な表情に引き込まれる
アンドリュー・ガーフィールドの起用は大正解。
繊細で、時々見せる半ニヤケ顔にこちらもニヤニヤしてしまう。
ピーターが、メイおばさんを迎えに行く約束を忘れていた事でベンおじさんと対立するシーンがありました。
その時の、「ピーターの感情が溢れだす演技」はもう本当に最高。
良くもまぁあんな繊細な表現が出来るなと感心しました。
(ちなみに吹き替え版の演技も最高)
後は、フラッシュとのバスケット対決シーン。
あの時のニヤケ顔も、アンドリュー・ガーフィールドの良さがさく裂していました笑
魅力③パーカーが「力を手にした後」の描写が凄く良い
最初は地下鉄で一暴れしますね。
その時の演出のかっこ良さも2010年代っぽくて好き。
また、「工場でのパルクールシーン」もカジュアルで超かっこいい。
というか個人的には本作で一番好きだったシーンかもしれません。
そもそも「廃墟っぽい雰囲気の無人の工場」というビジュアルが最高。
めっちゃツボを抑えてます。
そしてそこで好き勝手暴れるという「子供の頃の夢」みたいな演出。
スケボーを絡めているのも良いですね。
なんというか本作は、脚本は「うん、まぁ、普通に良かった」という感じなんですが、構図やビジュアル面でめちゃくちゃセンスが光ってる。
魅力④キャラクターのファッションセンスが個人的に超好み
一々褒めるべき点では無いかもしれませんが、語らせてください。
なんか本作のピーターは、えらい「萌え袖」を多用してますね。
こういう点も「本作のピーターはなんかナヨナヨし過ぎてて苦手」と非難される点かもしれませんが、個人的には「今回のピーターはナヨってて好き」という方向で気に入ってます。
ピーターが愛用してるミリタリー風ジャケットも超好み。
グウェンやフラッシュの恰好もキャラが出てて好き。
本作の監督「マーク・ウェブ」は、「500日のサマー」という恋愛映画を製作しており、そこでのノウハウなのかどうかは分からないけど、「若者をいかに美しく見せるか」を心得ているように思います。
だから本作も恋愛描写が強めで、そして彼ら若者の魅せ方も素晴らしい。
※ここからネタバレを含みます。
魅力⑤サントラがめちゃくちゃ良い
本作の挿入曲はどれもシリアス色強め。
どの曲もジーンと来るフレーズがあります。
特にベンおじさんが殺された後の曲が好き過ぎて、大泣きしました。(それで大泣きした訳では無いが)
上記の埋め込み動画がソレです。
ちなみに続編「アメイジング・スパイダーマン2」では、作曲者が変わり、そのせいかテーマ曲も一新。
本作のメロディーは特に踏襲されてませんでした。
2の方は「インター・ステラー」「シャーロックホームズ」等のサントラを手掛けた、超有名な作曲家「ハンス・ジマー」が担当しており、こちらも今風のアレンジが濃い名曲揃いでした。
でも個人的には、「ジェームズ・ホーナー」が担当した本作のクラシカルな感じの方が好み。
魅力⑥若者の人間模様の描き方が上手い
高校生同士の絡みを見てるだけで癒される。
本作で登場する若者は主に「ピーター」「グウェン」「フラッシュ」の3人だけで、しかも「フラッシュ」は中盤以降ほとんど登場しなくなります。
なのにめっちゃ好きなキャラの一人。
キャラクター同士の人間模様がしっかり上手いので、各キャラにしっかり感情移入できます。
だから凄くのめり込みやすい。
これは完全に推測ですが、マーク・ウェブ監督はたぶん「高校のロッカー前」を気に入っている。
個人的に好きなシーン
・力を制御できるようになったピーターが、工場で自由に暴れまわるシーン
・ベンおじさんが死んだ後、フラッシュが励ましに来るシーン
・グウェンがいじわるな表情で「いじってる?」と聞き返すシーン
・屋上で、自分がスパイダーマンである事をグウェンにバラすシーン(ちなみにピーター役のオーディションで使われたのもココ。この事からもマーク・ウェブ監督が繊細な演技を必要としていた事が分かる)
【感想】「アメイジング・スパイダーマン」の魅力5個。世界一好きなアメコミ映画:評価・まとめ
【90点】
アメコミ映画の中で一番好きな傑作。