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【感想】「トロンレガシー」の魅力6個。バーチャル世界で20年ぶりに父と再会

【感想】「トロンレガシー」の魅力6個。バーチャル世界で20年ぶりに父と再会
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ぱっかん
執筆者:「ぱっかん(@pakkan316)」見る映画の9割が洋画です!

20年間行方不明だった父から、謎のポケベル通知が…

バーチャル世界「グリッド」での奮闘を描いた傑作「トロンレガシー」を鑑賞しました。(もう4度目かな)

というわけで本日は、「トロンレガシー」の魅力やみどころを、感想含めて思う存分語っていきたいと思います!

途中からネタバレします!

当ブログの映画記事は、序盤は「魅力やみどころ」について紹介している為、「どんな感じの映画か?」を知りたい人はそこまでお読みください。

後半は「考察」や「ネタバレ」を含みますが、その直前に「※ここからネタバレを含みます」と書いてるので、ネタバレが気になる方はその直前までお読みください。


予告編(トレイラー)

作品情報

公開年2010年
原題Tron: Legacy
上映時間125分
製作国アメリカ
監督ジョセフ・コジンスキー
脚本エディ・キッツィス、アダム・ホロウィッツ
ジャンル SF,アクション
主要キャスト ジェフ・ブリッジス(ケヴィン・フリン、クルー)
ギャレット・ヘドランド(サム・フリン)
オリビア・ワイルド(クオラ)
マイケル・シーン(キャスター)
ボー・ガレット(ジェム)
配信サイト・媒体 市販DVD
Youtube(有料購入)…他
※記事公開時の情報です

あらすじ・みどころ

7歳の息子サムをひとり残し、デジタル界のカリスマ、ケビン・フリンがこつ然と姿を消す。20年後、サムは父から届いたメッセージに従い、あらゆる不完全性を排除した理想世界「トロン」へ向かう。

引用:トロン:レガシー : 作品情報 – 映画.com

ぱっかん
名作過ぎて何度でも鑑賞できる。各キャラクターの心理描写の描き方が上手すぎる

一般評価は「3.3」

前作「トロン」の正統続編なので、そちらを見ている方のレビューが多い。
しかし前作は1982年公開とだいぶ古い映画なので、筆者は中々見る気が起きず未鑑賞…。

「トロンレガシー」の魅力

「トロンレガシー」の魅力

①現実世界の美しさを堪能できる

②グリッドの圧倒的映像美

③クールでド迫力な戦闘シーン

④青年の冒険にワクワクさせられる

⑤敵の心理描写が丁寧で感情移入しやすい

⑥最高のクライマックス

魅力①現実世界の美しさを堪能できる

サムのガレージ
サムのガレージ
フリンのゲームセンター
フリンのゲームセンター

本作は「グリッド」と呼ばれる電脳世界でストーリーが展開されます。
その為、現実の描写は最初と最後の少しだけ。

人によっては、「バーチャル世界の映像が続くとちょっと苦しい」と感じるかもしれません。
筆者はそう感じました。

製作陣はそれを意識してか、現実シーンにおいて非常に美しい景色や、生々しい埃っぽい景色を堪能させてくれました。

都会の片隅にある、主人公サムの隠れ家的なガレージの雰囲気も最高。

魅力②グリッドの圧倒的映像美

グリッドの圧倒的映像美

そしてそしてバーチャル世界「グリッド」のビジュアルも最高。
もちろんフルCGですが、クールな演出と相まって、息苦しさを感じさせない雰囲気になってました。

魅力③クールでド迫力な戦闘シーン

クールでド迫力な戦闘シーン
 

グリッドの仕組み・生態系を理解させてもらえないまま、サムは半ば理不尽に「ゲーム」に強制参加させられます。

内容は「ディスクバトル」「ライトサイクルバトル」の2つ。

キャラクターのアクロバットなアクションももちろん面白いですが、要所要所でスローになる演出が定番ながらGood。

あまりの迫力に(良い意味で)逆に疲れます。

魅力④青年の冒険にワクワクさせられる

「若者が知らない世界で奮闘する」というプロットが好きなのは筆者だけじゃないはず。

本作は「主人公サムの冒険活劇」という見方をしても十分面白い。

 

現実世界では、都会の片隅のリバーサイドにあるガレージでの一人暮らしに憧れ、グリッドでのバトルシーンにも憧れる。

脚本のスピード感も凄く早いので、物語にどんどん引きこまれます。
マジで名作。

※ここからネタバレを含みます。
 
 
 
 

魅力⑤敵の心理描写が丁寧で感情移入しやすい

敵の心理描写が丁寧で感情移入しやすい
本作の敵「クルー」

以前「カールおじさんと空飛ぶ家」という映画をコメンタリー込みで鑑賞した際、製作スタッフがこう言っていました。

「明日はどんな風に世界を悪くしてやろうかな」
なんて考える悪役はいない。
悪役にもちゃんと感情移入出来るバックボーンが必要。

当たり前のことですが、どんな悪役にも「何故悪役になったか?」の理由付けが必要です。

おさらいですが、本作の敵「クルー」は、主人公の父親「ケビン・フリン」のクローンです。

ケビンは、グリッド構築の協力者として「クルー」を生成しました。

当時のケビンは「完璧な世界を作る事」を目的としており、自分のクローンであるクルーももちろんその思想に共鳴。

しかし「ケビン」はグリッドを作り続けた結果「完璧な世界など作れない」と悟ります。
対して「クルー」は、永遠に「生成された当時のままの思想」なので、「完璧」である事に固執し、結果的にケビンと対立、クーデターを起こしグリッドを乗っ取ります。

 

もちろんクルーは、自分が作り出された瞬間、ケビンに「俺たちは完璧な世界を作るんだ」という使命を聞かされていたので、それに従順なままである事に変わりありません。

「クローンは思想が固定されるので、成長しない」というのがキーだったと思います。

また、オリジナルの「ケビン」もやたらデジタルの世界に固執していたように思います。
基本的には全うな人間らしい描かれ方でしたが、要所要所でデジタル世界を崇拝するセリフを吐いており、元々過激な思想を持っていたようにも見えます。

年老いて色々悟ったケビンですらそうなのですから、まだ若い頃(と言っても40代か)のケビンの思想が反映された「クルー」の思想は、より一層過激だったのでしょう。

そしてそんな「クルー」は、「完璧な世界を作る」に固執した結果、「現実世界は不要」という考えに至りました。

長くなりましたが、本作は悪役のバックボーン、心理描写が完璧です。
良くもまぁこんな最高な設定を考えたもんだと、脚本家に拍手を送りたい。
(たぶん世の中全ての創作物の中で、“悪役たる理由”として一番好き)

魅力⑥最高のクライマックス

そんな最高の悪役が居るので、ラストも当然盛り上がります。

主人公は「ケビン」の息子「サム」ですが、決着はどう考えても「ケビン vs クルー」の構図です。
それは中盤くらいから想像できる展開でした。

そして最後、正にその展開になった時、クルーはケビンに対し
「完璧な世界を作るって言ったよな!」と憤りをぶつけます。

ケビンは「すまなかったクルー。完璧な世界なんて無いんだ。お前は当時の俺のままだからそれが分からない。」と申し訳なさそうに伝えます。

 

実際にケビンは、「当時の自分は間違っていた」という気持ちもあるし、その「間違っていた頃の思想のまま固定されているクルー」を生み出した事への自責の念もあったと思います。

しかしこの手の状況では「お前を生み出した俺が悪かった、すまない。」的なセリフは逆なでにしかなりません。

結果的に逆上したクルーはダメ元で「ポータル」に飛び込もうとしますが、死を覚悟したケビンが「融合」を試みたことで、ケビン、クルー共に消滅しました。

ケビンにはまた現実世界に戻って欲しかったと強く思いますが、ここまで無念さを感じさせる程にケビンを魅力的にした、製作陣の手腕に拍手。

考察(軽め)

ケビンの覚悟・目的について

ケビンは、当初は自分も一緒にグリッドから脱出することを目的としていたかもしれませんが、途中で「サム」と「クオラ」だけを現実世界に逃がす事を一番の目的としました。

「クルー」を消滅させなければならない事、そしてその為には自分も消えるので、決着の為には仕方がないという考えもあっただろうし、クオラとサムが座って談笑するのを見てほほ笑んでいたシーンもあったので、なんとしても彼らを救おうとしたのでしょう。

ここでケビンは勝利条件を更新し、その目的を達成する為に自身も消滅した…。
僕の妄想の一人歩きかもしれませんが、ケビンの思想・目的を思うと更にハマって鑑賞出来ます。

軽く気になった点

・キャスター(クラブのオーナー)に会いに行く時、サムが使った乗り物のせいでケビンのアジトがバレた。実際これは相当致命的なミスのはず。乗り物はたぶんクオラに借りたと思うが、「乗り物を奪われると場所がバレるから気を付けてね」的な注意喚起をすべきだったはず。ここの見せ方がえらい軽かった。

・ケビンのディスク簡単に奪われ過ぎ。あまりにあっさり奪われていたし、後で「ディスクは他人のものを装備することも出来る」という設定もあったので、何か裏があってわざと奪わせたのかと思った。でもそうじゃなかった。本作はこういう「致命的なシーン」での演出が軽過ぎ。

個人的に好きなシーン

・サムとアランが、サムのガレージで夜景を見ながら会話するシーン

・グリッドでのバトルシーン全般(特にディスクバトル)

・父親と再会した後、ケビンに部屋の案内をする時のクオラの上目遣い(滅多にない来客を楽しんでる感があって面白い)

・クラブでサムとクオラが捕まりかけた直後、唐突にケビンが現れて波動を出すシーン(シビれたぜ)

・クライマックス時、ケビンとクルーの対峙(涙が出るようなシーンではないが、かなり胸に来る)

【感想】「トロンレガシー」の魅力6個。バーチャル世界で20年ぶりに父と再会:評価・まとめ

 

95点

繰り返し見たくなる超名作。
ストーリー的には前作と深い繋がりがあるみたいだから、やっぱり前作も観てみようかな・・・。

レビュー
Video Image
レビューした日
レビュー作品
トロンレガシー
総合評価
51star1star1star1star1star
作品タイトル
トロンレガシー
作品内容
7歳の息子サムをひとり残し、デジタル界のカリスマ、ケビン・フリンがこつ然と姿を消す。
作品公開日
2010-01-01



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