マーヴェルのダークヒーロー作品「ヴェノム」を鑑賞しました。
というわけで本日は、「ヴェノム」の魅力やみどころを、感想含めて思う存分語っていきたいと思います!
後半だけちょこーっと作中の内容を紹介してますが、致命的なネタバレはありません!
目次
予告編(トレイラー)
作品情報
公開年 | 2018年 |
---|---|
原題 | Venom |
上映時間 | 112分 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ルーベン・フライシャー |
脚本 | ジェフ・ピンクナー、スコット・ローゼンバーグ、ケリー・マーセル |
ジャンル | SF,アクション,ヒーロー |
主要キャスト |
トム・ハーディ(エディ・ブロック) ミシェル・ウィリアムズ(アン・ウエイン) リズ・アーメッド(カールトン・ドレイク/ライオット) スコット・ヘイズ(トリース) リード・スコット(ダン・ルイス) ジェニー・スレイト(ドーラ・スカース) |
配信サイト・媒体 |
市販DVD Netflix…他 ※記事公開時の情報です |
あらすじ・みどころ
「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。
スパイダーマンにも登場する宇宙生物「ヴェノム」を題材としたダークヒーロー映画。
最強生命体に寄生された後のスーパーパワーシーンは圧巻!

一般評価は「3.5」
平均よりちょい上くらいの評価ですね。
クオリティは非常に高く、息をのむアクションシーンの連続でした。
「ヴェノムの能力」を駆使したカーチェイスシーンなど、本作のオリジナリティ、見応えは十分にあったと思います!
「ヴェノム」の魅力
「ヴェノム」の魅力
①ド迫力のアクション
②ダラシないエディのライフスタイルに憧れる
③ヴェノムが可愛い
④思わずニヤける三角関係
⑤ニューヨークの街並みが美しい
気になった点
①脚本のご都合展開が過ぎる
②ゴア描写がゼロ
魅力①ド迫力のアクション

製作費105億円を費やした本作。
ヴェノムの能力を駆使したアクションシーンは圧巻の連続。
基本的には肉弾戦の連続なので、痛々しい描写が多く、見ていて気持ち良い。
特にカーチェイスシーンは最高。
筆者は冗長なカーチェイスシーンは見飽きているので、チェイスが始まると「おいおいまたかよ」という気持ちになるのですが、本作は「ヴェノムと調和する展開」も兼ねてカーチェイスが始まるので、その冷や冷や感も相まって緊迫度抜群。
触手を駆使したトリックもカッコよく、見ていて非常に気持ち良い。
魅力②ダラシないエディのライフスタイルに憧れる

ここで一つ「エディ・ブロック(トム・ハーディ)」の魅力でも書こう。
「アイアンマン」こと「トニー・スターク」のように、ガッチガチの実業家が主人公でも十分面白いですが、個人的には本作のように「私生活が上手くいってないダラしない親父」が主人公の方が好き。
「エディ」は冠番組を持つ有名記者ですが、自分の信念を貫くあまり婚約者と職を失い人生のどん底に。
そんな中ヴェノムと劇的な出会いを果たします。
どこか皮肉屋で、元カノに固執し、でも周囲の人々には優しいちょっとした人気者、みたいな感じ。
まぁ王道的キャラクターですが、アメリカアクション映画はやっぱり「普段はダメ親父だけど、こういうドタンバでちゃんと活躍する」という展開が好き。
魅力③ヴェノムが可愛い

一応ダークヒーローなので人間の味方をしますが、「ヴェノム」は本来地球を襲いに来た生物。
そんなヴェノムが「こっち側」に移籍する理由がちょっと可愛い。
この辺はネタバレになりそうなので伏せますが、ヴェノムの考え方や、ヴェノムとエディのやり取りなど、ユニークで可愛らしいので、バディ物として観ても面白いかも。
魅力④思わずニヤける三角関係

洋画特有の「主人公と元妻と元妻の新夫」という構図が大好き。
スピルバーグ作品とかこの構図が多いですね。(例:宇宙戦争)
「自分の好きなことばっかりやってきたせいで妻に振られた主人公」
そんな主人公と新しい夫との微妙な距離感、みたいな。
本作は「婚約者」なので重みが違いますが、微妙な距離感が上手く演出されてて、見ていてニヤけてしまう気持ち良さがありました。
魅力⑤ニューヨークの街並みが美しい

最初はなんとなく「街並みが美しい映画だなぁ」と思ってましたが、これ、意外と重要な要素でした。
筆者は元々都会の景色、特に夜景がすこぶる好きなんですが、それはたぶん「ヴェノム」も一緒。
ヴェノムは「地球は意外と悪くない」という理由もあって自分の種族を裏切り人間側に付くのですが、ヴェノムのそういう心理面に説得力を持たせる為には、当然鑑賞者にも「地球の美しさ」を魅せる必要があります。
それは主に序盤の「エディの日常生活シーン」で伝わります。
これはたぶん筆者の「ニューヨーカーへの憧れ」も含まれると思いますが、視覚上の癒しも存分に受けられます。
気になった点
気になった点①脚本のご都合展開が過ぎる
アメコミ原作なので仕方ないかもしれませんが、登場人物の立ち回りがポップ過ぎる。
超凶悪な地球外生命体がエディの体に寄生しているのに、それをサポートするキャラクターの捉え方が軽過ぎて感情移入し辛い。
元カノの「アン」がいよいよ「ヴェノム」と遭遇した後、アンはエディに「病院行くわよ!」とだけ言います。
どう考えてもそういう次元の話じゃないのに。
あと、アンとエディの仲直りの描写も軽い。
本作は人間模様が軽過ぎる。
気になった点②ゴア描写がゼロ
殺戮シーンはめちゃくちゃ多いのに、一切出血しない。
これはマーヴェル作品のほとんどがそうですが、本作はゴアが似合うシーンも多いので、出来ればガッツリとグロを見せて欲しかった。
出来る事なら、本作と全く同じプロットで、ヴェノムというブランドを捨てて、全く別物の作品として観てみたかった。(ホラーテイスト希望)
【感想】「ヴェノム」の魅力6個。最強寄生虫の意外と可愛い一面:評価・まとめ
80点
最後まで息を飲むシーンの連続でしたが、何度も繰り返し見たくなるような名作要素はあまりなかった。





