ネットフリックスオリジナル作品「アザーライフ ~永遠の一瞬~」を観ました。
最近のネットフリックスオリジナル作品はハズレも多く、レビューが一件も投稿されていない未開拓作品は見ないようにしてたんですが、なんとなくソソられたので思い切って観てみました。
そしたらまぁまぁ面白かった。
20171121追記。
ごめんなさい。ネットフリックスオリジナル作品と思ってたら違いました・・・。
一般公開作品のようです・・・。
「アザーライフ ネットフリックス」
「アザーライフ 感想」
「アザーライフ 映画」
などのワードで検索される方におすすめです。
作品情報
公開年 | 2017年 |
---|---|
原題 | OtherLife |
上映時間 | 95分 |
製作国 | オーストラリア |
監督 | ベン・Cルーカス |
脚本 | ベン・Cルーカス、グレゴリー・ワイデン、ケリー・エスクリッジ |
ジャンル | SF |
主要キャスト |
ジェシカ・デ・ゴウ T・J・パワー トーマス・コックレル リアム・グラハム クラレンス・ジョン・ライアン マギー・マイヤー |
配信サイト・媒体 |
市販DVD Netflix…他 ※記事公開時の情報です |
あらすじ
投与すると、現実では1分しか経過していないのに、本人は何時間もの経験ができるという新薬を開発している企業「アザーライフ」。
この新薬(本人達は”ソフトウェア”と言い張っている)を使えば、たった1分で研修や訓練を終えることが出来ると売り込むアザーライフ共同経営者のサム。
サムは「これを使えば長い刑期を1分で終わらせられる。」と政府に売り込もうとするが、開発者のレンは「悪趣味過ぎる!」と批判。
しかしレンは勝手に新薬を持ち出し、事故で恋人のダニーを死なせてしまう。
いくつもの法を犯したことで告訴されるレンだが、「1年間の監禁プログラム」を自分で実験すれば免れるとの提案を受け・・・。
感想
※本格的なネタバレを防ぐため、一部あえて勘違いを生むような書き方をしています。ご了承ください。
そこそこ面白かった。
世にも奇妙な物語でなんか似たような話がありましたが、確か「懲役30日」という話でした。
また、「現実での一分が、あちらの世界では1年間になる」というプロットは、インセプションにも似ています。
しかし「アザーライフ」の脚本はどちらにも似ていません。
ここからはネタバレになりますが、レンが365日を実現しないはずの立方体の監獄で過ごした後、悪夢の366日目が始まります。
本来ならここで目が覚めて終了のはずが、いつ終わるか分からない悪夢が始まったことで取り乱すレン。
一通り立方体の中で暴れまわった後、何故か風を感じる・・・。
さっき蹴り飛ばして穴を開けた壁から隙間風がー。
その穴を広げ外へ脱出すると、そこは工場の跡地。
周囲を探索すると、何故か自分の部屋を映している監視カメラの映像。
脱出に気付き追いかけてくる警備員。
この展開に胸を打たれました。
「仮想空間だと思っていたら現実だった」
という状況に気付き、そこから逃亡劇に発展する脚本が大好物です。
こういう「SF × 逃亡」の組み合わせが好きな人にはとてもとてもオススメです。
あと、ネットフリックスオリジナル作品全体に言えることですが、映像がキレイです。
ブルーレイ画質と同じかと思われます。
ちゃんと女優の毛穴までしっかり見えます。
そんなキレイな画質で観るアメリカの都会はやっぱりどれも素晴らしい。
また、「アザーライフ」のオフィスもかっこいい。
いかにもアプリ開発会社って感じで、クリエイティブ感が良く出てる。
web制作の現場で働く者として、一度でいいからこういうオフィスで働いてみたいですね。
全体的に寒色系のフィルターがかかった今風な映像で、色彩も抑えてありクールな感じがします。
個人的にはこういう雰囲気の作品が好きなので、そこそこおすすめです。
少なくとも、「ツッコミどころ満載のとんでもSF」では無いので、安心して観れると思います。
あ、同系統の映画で言えば、Netflixオリジナル海外ドラマ「ブラックミラー」にも少し似ています。
「とんでもSFが現実化した後に起こる不条理」って感じですね。
一年間実際に監禁されていたら、爪や髪の毛は伸びると思うんですが。トイレなども無いように思えるのですが、何処かで説明は有ったのでしょうか?
アツシ様
コメントありがとうございます!
申し訳ありません、明らかに誤解を生む文章でしたね。
「アザーライフ」はとても素晴らしいミスリードが含まれる作品だった為、それをバラさずに記事を書く方法を探り、今のような感想文に至りました。
しかし結果的にそれは「誤情報」とも捉えられる場合もあると気付き、今回改めて若干本文を書き替えました。
レンは1年間実際に過ごしたわけではなく、あれも本作に登場する脳内活動の一種でした。
日の出、日の入り時の太陽の動きから南半球(オーストラリアの映画なので多分オーストラリア)でのロケ(少なくとも海の映像は)かな…と。
コメントありがとうございます!
ロケーションはオーストラリアなんですね!
太陽の動きから察するとは・・・!
そういう知識が僕も欲しいです!