トールマンという都市伝説系ホラー映画を観ました。
いつも通りネタバレ無し情報の後、ネタバレしていきます。
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などのワードで検索される方におすすめです。
作品情報
公開年 | 2012年 |
---|---|
原題 | The Tall Man |
上映時間 | 106分 |
製作国 | アメリカ・カナダ・フランス合作 |
監督 | パスカル・ロジェ |
脚本 | パスカル・ロジェ |
ジャンル | ホラー、サスペンス |
主要キャスト |
ジェシカ・ビール(ジュリア) ジョデル・フェルランド(ジェニー) ウィリアム・B・デイビス サマンサ・フェリス コリーン・ホイーラー |
配信サイト・媒体 |
市販DVD Netflix…他 ※記事公開時の情報です |
あらすじ
鉱山が閉鎖され寂れる一方の町、コールド・ロック。子供たちが次々と失踪するその町では、トールマンと呼ばれる不審な黒ずくめの男が目撃されていた。
引用:Netflix
都市伝説の「スレンダーマン」をモチーフにしてるのでは?と勝手に思ってます。
しかし「スレンダーマン トールマン」で検索しても、連動してる的な情報は一切ヒットしません。
僕の思い過ごしのようです。
【ネタバレ無し】感想
個人的にはあまり好きじゃない内容・展開でした。
中盤でどんでん返しのようなものがある為、ネタバレ無しで情報を書いていくのは難しいですが、「ホラー作品」と思って観るとあまり面白くないかもしれません。
「ちょっと変わったサスペンス」くらいの感覚で見ることをおすすめします。
※次項からネタバレを含みます。
【ネタバレ有り】感想
「この町では子供がいなくなる」というナレーションから始まります。
そしてついには主人公(ジュリア)の子供がさらわれてしまい、トールマンと思しき人物と奮闘するも、トールマンを見失い、しかも満身創痍に。
深夜にも拘わらず、なぜか他の住民たちが居合わせたダイニングバーで休憩させてもらうも、住人たちの様子がおかしい・・・。
こっそり逃げ出すジュリア。
そしてジュリアを探すために武装して、やたらテンション上げながら森へ向かう住民たち・・・。
何かがおかしい・・・。
もしやトールマンは、住民がグルになって作り上げた何かか?
いや違う・・・。そうでもない。
結果として、トールマン = ジュリア でした。
なんかこの辺りは良く分からなかったのですが、ジュリアは何かの団体に所属しており、その団体の目的は、「貧困層に生まれた子供をさらい、裕福な家庭に届け、ちゃんとした教育を受けさせること」でした。
正直、苦手な展開です・・・。
主人公の正体を、鑑賞者にも隠す系のサスペンスは嫌い
たま~に「主人公が犯人でした」系の作品があります。
終盤のドンデン返しに使える、定番のアイディアの一つです。
しかし僕はこの「実は主人公が~」系の展開は中々嫌いです。
基本的に僕は、主人公に感情移入しながら作品に入り込みます。
大抵の作品がそういう作りになっているはずです。
そして作品中盤となり、「主人公は実はこんな奴でした」と言われると、一気に置いてけぼりを食らった気になり、そこから作品に入り込めなくなってしまいます。
だから、主人公との温度差は絶対に作るべきでは無いと考えています。
こういう「鑑賞者のためのミスリード」はサスペンス系作品には良く含まれますね。
最近観た映画では、「ペット 檻の中の乙女(2018)」でもありました。
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※関連記事は最後にまとめて紹介します大どんでん返しを入れるなら、主人公と鑑賞者が同じタイミングで驚愕するような作りじゃないと納得できません。
なんというか、鑑賞者が驚く気持ちを、主人公が映画の中で演技として再現しているような、そんな感じのどんでん返しじゃないとカタルシスを得られません。
必ずしもその限りでは無いんですが、観客だけを騙そうとする作りは個人的に低評価に繋がります。
評価・まとめ
40点
低評価なのは、何度も書いている「鑑賞者に向けたミスリード」が序盤で含まれるためです。
そしてその後も主人公は主人公として描かれるのですが、人さらいの主人公にどうやって感情移入すれば良いのでしょうか。
メッセージ性の強いラストシーンだったようですが、中盤からテンションが付いていけなかった為、あまりハマりませんでした。
ただ、ジェニーは可愛かった。

言語障害のため、筆談で会話するというところもちょっとかわいい。





