2019年4月26日に配信が開始された「ドキュメンタル7」を見終えました!
今回は「原点回帰」で、「男性芸人のみ」となり、シーズン6の「約半数が女性芸人」での失敗を踏まえた感があり、大変楽しめました。
というわけで、各参加者紹介と、「各プレイヤーの戦闘スタイル」を、できるだけネタバレを控えつつ紹介していきます!
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※関連記事は最後にまとめて紹介します「ドキュメンタル シーズン7」“参加者”の特徴
特徴①「女性芸人0」はやっぱり面白い!
シーズン7では「男性芸人のみ」となり、「約半数が女性芸人」だったシーズン6でしょっちゅう見られた「チームプレイ」がほぼありませんでした。
「シーズン6」はどうしても「女性チーム」で固まってしまい、女性同士のミニコントの尺が長く、それにハマれない人にとっては苦痛な時間が長かったですね。
特徴②売れっ子芸人ばかりで、下品な芸が少ない
また、今作では「バラエティ慣れしてるプレイヤーばかり」という特徴もあり、そういう「売れっ子芸人特有の着眼点」のせいで、自滅的に笑ってしまうプレイヤーが多かったですね。
ドキュメンタルは結構「下品な笑いに走る展開」が多いので、それが少なかった今作は、ドキュメンタル入門としてもオススメです!(もちろんシーズン1から見るのが良いですが)
「ドキュメンタル7」の参加者たち
※登場順
コンビ名 | 名前 | 参加回数 |
---|---|---|
千鳥 | ノブ | 2回目(シーズン4) |
ザブングル | 加藤歩 | 初参加 |
フットボールアワー | 後藤輝基 | 2回目(シーズン3) |
霜降り明星 | せいや | 初参加 |
(ピン芸人) | たむらけんじ | 2回目(シーズン5) |
東京ダイナマイト | ハチミツ二郎 | 2回目(シーズン1)(※パイロット版含めると3回目) |
(ピン芸人) | 小籔千豊 | 初参加 |
トム・ブラウン | みちお | 初参加 |
雨上がり決死隊 | 宮迫博之 | 2回目(シーズン4) |
(ピン芸人) | ハリウッドザコシショウ | 2回目(シーズン5) |
ドキュメンタル最弱芸人:千鳥「ノブ」

相変わらず爽やかで、常に最高の堪え顔を見せつけてくれます。
予告編動画で紹介されてた通り、ノブは常に笑いを堪えていますw
また、ノブのユニークなワードを持ちだしてのツッコミはいつも面白く、そういう工夫もしっかり見られます。
前回の戦いからして「どう考えても優勝は無理だろう」と思えるノブですが、「場回し要因」として素晴らしい働きをしています。
野戦病院の包帯みたい。
悔恨の顔面凶器:ザブングル「加藤歩」

今回が初参加ですね。
正直、テレビであまり見かけないのでどういう戦い方をするか不明でしたが、改めて「不器用な人なんだな」と思いましたw
過去作では、「積極的に攻撃に回るも、場を乱すだけで空気を悪くする芸人」も多く、改めて「バラエティ慣れしてる人が出た方が面白い」と感じさせられました。
だからいかにも不器用そうな加藤さんを心配でしたが、意外と面白かったw
加藤さん本人が「僕の芸はゴールが無いんですよね」と言ってた通りで、どの芸もオチが無く、しかもそれを何度も繰り返すので、他の芸人さんから色々突っ込まれていました。
僕も鑑賞しながら「何をしたがってるんだろう」と思っていましたが、それらが伏線として後半で光りますw
これが加藤さんのテクニックだったら凄いですが、恐らく偶然だろうし、「他プレイヤーの“弄り”が上手い」というのも、加藤さんの伏線が活きた要因だったと思います。
また北村さんから電話や・・・
ツッコミスナイパー:フットボールアワー「後藤輝基」

どんな些細なボケも拾い上げる、超上級ツッコミプレイヤーの後藤さん。
やっぱりバラエティで活躍してるツッコミ芸人は面白いですね。
どんな些細なボケやミスも、見逃さず昇華させます。
ただし反面「ミス」で発火しやすいようで、他芸人が噛んだり、助っ人がモタついたり、「定石通り行かない展開」に弱い一面がありますw
お笑いのルールを知り尽くしているからこそ、「意外な展開」に弱いようですね。
今回もキレッキレのツッコミがたくさん見れて満足ですw
天真爛漫M-1王者:霜降り明星「せいや」

最年少M1優勝コンビ「霜降り明星」のボケ「せいや」さん。
「モノマネ」や「一発ギャグ」のレパートリーが非常に多く、ピンでも活躍できるポテンシャルを秘めています。
「高いお笑いIQを持つ男」として、相方の「粗品」さんの方ばかりがフォーカスされがちですが、ドキュメンタルというフィールドでは間違いなく「せいや」さんの方が活躍できたはずなので、素晴らしい人選だと思います。
実際に、せいやさんはめちゃくちゃ面白かったw
今回せいやさんはモノマネを披露する回数が多く、しかもそのどれもがそこそこハマっており、相当活躍していました。
個人的に好きだったのが、「モノマネが一辺倒になってないところ」です。
モノマネはやっぱり「出オチ」になりがちですが、せいやさんはちゃんと展開を考え、「そのキャラでしっかりと二転三転させる」ということが出来ていました。
しかもそれらのセリフ回しは、その場にいるプレイヤーによって変わる為、せいやさんは即興で考えていたと思われます。
その瞬発力の高さに圧巻です。
是非次回も読んでいただきたい人材です!
「ただいま近くにおりません(出前の注文先)」
どういうこと?
関西のサイドビジネス王:「たむらけんじ」

2回目の参戦です。
正直、前回の活躍があまり印象に残っていないのですが、松本さん曰く「ボケ・ツッコミ両方イケる出来る奴」とのこと。
確かにバラエティでのキレのあるツッコミは時々面白かったりしますw
たむらさんが真価を発揮するのは「変ないじられ方をした時」ですかね。
真顔で「〇〇ってなんやねん」とツッコむと、大抵のプレイヤーがニヤケ顔になるので、それなりの攻撃力は持っている様子です。
これ会場のお客さんどうなってんの?
重量級ツブヤキスト:東京ダイナマイト「ハチミツ二郎」

そういえば、今作で唯一の「初期メン(第一回目のプレイヤー)」です。
ハチミツ二郎さんはゲラでは無いようで、そこまで堪え顔を見せません。
というか観た事がありません。
しかし、「気が抜けてつい笑ってしまう」というドジをたまに踏みますw
確か1回目の脱落者コメントで、「これはほぼ“メンタル”のゲームですよ・・・。」と言っており、あの現場にいることがどれだけキツイかを語っていました。
だから「つい気が抜けて笑ってしまう」というのも仕方ないのでしょう。
そこまで「芸を連発する」というタイプではないですが、反面、防御力が異様に高いので、優勝できるポテンシャルは秘めていると思います。
人のパスポート使ってごめんね。
新喜劇ベイダー「小籔千豊」

今回が初参加の小藪さん。
小藪さんも「フットボールアワー 後藤」同様に「グダグダした展開」で思わず笑ってしまうという弱点があるので、逆にポンコツ芸人にハメられるケースが多かったですね。
やはり普段から「若手芸人をいじる側」に居る人は、「定石通り動かない」という展開に凄く弱いようですw
ドキュメンタルでの立ち振る舞いも、いかにも「普段の小藪」という感じで、終始淡々とした口調です。
やはりドキュメンタルは下品になりがちなので、小藪さんのように終始清潔感のある立ち振る舞いをするプレイヤーは必要ですね。
堪え顔が炸裂してたのも良かったw
不可思議ペンギン男:トム・ブラウン「みちお」

完全に今作のダークホース枠です。
2018年のM1で爪痕を残したコンビ「トム・ブラウン」のボケ担当で、まだまだバラエティ番組で見かける機会は少ないため、そのポテンシャルは未知数です。
みちおさんは時折「サイコパス」として紹介されることもありますが、ドキュメンタルでのみちおさんは、本当にサイコっぽいことをやってますw
また、一見ポーカーフェイスっぽいですが、実はゲラなようで、吹き出す時に一気に噴き出しますw
「みちおのターン」自体はそう多くなく、また空気を読んでか、口数もそう多くありませんでしたが、ドキュメンタルで活躍するポテンシャルは秘めていたと思います。
個人的に、是非次回も呼んで欲しい人材です。
これね、迷路になってるんですよ。
決死のオフホワイト芸人:雨上がり決死隊「宮迫博之」

宮迫さんも堪え顔が最高に面白いw
個人的には「宮川大輔」に次ぐ面白さですw
宮迫さんも「ボケ・ツッコミ」の両方が凄く上手いので、どの場面でもオールマイティーに活躍してました。
それに演技も上手いので、誰かの小ボケに乗っかる時の切れ味も凄い。
しっかり表情を作ってます。
また、小藪さん、後藤さん同様にバラエティ慣れしてるので、細かいミスを拾い上げるのが上手い。
しかし、その副作用として自滅しがちw
今回もしっかり活躍していたので、またいつかのシーズンで必ず呼ばれると思います。
そうであってほしい!
超攻撃型ドキュメンタリスト:「ハリウッドザコシショウ」

シーズン5優勝経験者の「ザコシ」さんです。
我々からすると理解不能な芸を何度も何度も披露し、他プレイヤーを追い詰めますw
正直「誇張し過ぎた〇〇」シリーズは、僕のようにハマらない人には中々ハマれないドストレートな芸ですが、やはり現場で直に食らうと笑ってしまうようですw
今回も相当なポイントを稼いでいました。
僕はザコシさんのお笑いスタイルはあまり好きではありませんが、それでも「場を乱さず空気を読む」という点で優れており、ボケが渋滞にならないよう配慮してるのが分かるので、ドキュメンタルにはジャンジャン出て欲しいと思ってます。
【ドキュメンタル7】参戦者紹介と「プレイヤーの戦闘スタイル」まとめ!:まとめ
・今作はプレイヤーに「バラエティ慣れしてる参加者」が多く、一般鑑賞者にも分かりやすい
・下品な展開が比較的少ない
過去作では「この人もう呼ばれないだろうな・・・」という芸人が何人かいましたが、今回はそういう芸人さんはいませんでした。
ドキュメンタルも回を重ねてきて、「どうすれば面白くなるのか」を把握し始めてきたのかもしれません。
というわけで、今回の人選は神でした!
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