こんちにちは、ぱっかんです。
あの悪名高き拷問映画「ホステル」を鑑賞しました。
いつも通りネタバレ無し情報を書いた後にネタバレしていきます。
まだ未鑑賞で、「とりあえず面白いかどうかだけ知りたい」という方は、「※ここからネタバレを含みます。」という文章の直前までを目安にご覧ください。
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予告編(トレイラー)
作品情報
公開年 | 2005年 |
---|---|
原題 | Hostel |
上映時間 | 93分 |
製作国 | アメリカ |
監督 | イーライ・ロス |
脚本 | イーライ・ロス |
ジャンル | ホラー、スリラー、スプラッター |
主要キャスト |
ジェイ・ヘルナンデス デレク・リチャードソン エイゾール・グジョンソン バルバラ・ネデルヤコーブ リック・ホフマン |
配信サイト・媒体 |
市販DVD Netflix…他 ※記事公開時の情報です |
あらすじ・みどころ
アメリカ人バックパッカーのジョシュとパクストンは、スロバキアのとあるホステルに外国人男性を求める美女たちがいるという噂を聞きつける。彼らは意気揚々とそのホステルへ向かうが、そこで彼らを待ち受けていたのは想像を絶する恐怖だった……。
魅力
①グロ・ゴアシーンで一切の出し惜しみが無い
②結構予想外の展開が多く、良い感じにに裏切ってくる
③ただの悪趣味拷問映画ではなく、ちゃんと映画として爽快な終わり方をした
【ネタバレ無し】感想

外国人バックパッカー3人組が、女を求めて辿り着いたスロバキアの田舎町で一人ずつ拉致され「拷問クラブ」の餌食にされるというシンプルなお話。
当然ながら拷問シーンには相当の力を入れており、スプラッター物に多少の耐性があった僕も、セブンイレブンの「海老トマクリームパスタ」を食べなら観たら結構きつかった。
グロシーンはとにかくきつく、苦手な人が観てもきっと魅力は分からないでしょう。
有名レビューサイトでは「思った程グロくなかった」系のレビューが蔓延してますが、それ系レビューのほとんどが「俺平気だけど?」的な自慢です。
それらのレビューはあまり鵜呑みにせず覚悟して観てください。
見終えた頃には、きっと海外旅行への憧れが消え失せているはずです。
【ネタバレ有り】感想
※ここからネタバレを含みます。
良い点:グロ・ゴアシーンで一切の出し惜しみが無い

人間が嫌悪感を感じる部分を徹底的に痛めつけてきます。
あまり思い出したくないので具体的には書きませんが、一か所、足首の後ろ側に思いっきり切り込みを入れるのはきつかった。
ちょうど腱の部分ですね。
そこに切り込みを入れる瞬間こそ映さなかったものの、「さぁ、ここから出ていいぞ」と言われ、ジョシュが立ち上がろうとした瞬間に足首が開く映像が映りそのまま倒れ込むので、そこで「さっきここを切られてたんだ」と知ります。
こういう「あえて見せない」演出が個人的に好きで、良い感じにグッときます。
良い点:結構予想外の展開が多く、良い感じに裏切ってくる
序盤 ~ 中盤まで「ジョシュ」という男が主人公のように描かれていました。
しかし3人組バックパッカーの中で彼は2番目の犠牲者となりました。
なぜこのような流れにしたのか分かりませんが「主人公はジョシュだから彼は死なないだろ」と思っていたのに唐突にジョシュが被害者となったので、この流れはとても好きでした。
あ、そういうことか。
正に今僕が書いたように思わせる為にジョシュを2番目の犠牲者にしたんですね。
良い点:ただの悪趣味拷問映画ではなく、ちゃんと映画として爽快な終わり方をした

これ系の単なる胸糞映画をいくつか観て来たので覚悟していましたが、意外にもしっかりとした終わり方をしましたね。
本物の主人公「パクストン」が命からがら拷問クラブから脱出し、逃げながらも奴らを殺していくという展開でした。
そこにはいくつもの「出来過ぎた展開」があったものの、それは決して悪い点に入るものではありません。
こんな陰気な作品をある程度爽快に終わらせるためには、これくらいの手配は仕方ないと思います。
また、ただ逃げながら関係者を殺していくだけではなく、その辺りにもしっかりアイディアが詰まっており、それが爽快感へと繋がりました。
逃げる時も復讐する時も機転を利かせ、「なるほどなぁ」と鑑賞者に思わせる。
そういう小さい機転をたくさん詰め込んでおいたことで、最大の裏切り者だったアレックス達に限り「車で轢き殺す」というシンプルな復讐が逆に活きる。
終盤はその辺の気持ち良さが詰まっていました。
「された事に対する復讐の度合い」が少ないので快感度は少なめですが、こういう逆転があったからこそ、こんなエグイ作品でもエンタメの枠で観れたんだと思います。
評価・まとめ
75点
実際に鑑賞してみて、語り継がれるだけの事はあるなと思いました。
面白かった。
そして「しばらくは日本からは出ないでおこう」と注意深くなれる映画です。
出たことないけど。





