Netflixオリジナル映画「モーグリ ジャングルの伝説」を鑑賞しました。
いつも通りネタバレ無し情報を書いた後にネタバレしていきます。
まだ未鑑賞で、「とりあえず面白いかどうかだけ知りたい」という方は、「※ここからネタバレを含みます。」という文章の直前までを目安にご覧ください。
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※関連記事は記事の最後でまとめて紹介します目次
予告編(トレイラー)
作品情報
公開年 | 2018年 |
---|---|
原題 | Mowgli: Legend of the Jungle |
上映時間 | 104分 |
製作国 | イギリス・アメリカ合衆国合作 |
監督 | アンディ・サーキス |
脚本 | キャリー・クローヴス(原作:ラドヤード・キップリング 『ジャングル・ブック』) |
ジャンル | ファミリー,ファンタジー |
主要キャスト |
モーグリ(ローハン・チャンド) ジョン・ロックウッド(マシュー・リス) メシュア(フリーダ・ピントー) |
配信サイト・媒体 |
Netflix独占 ※記事公開時の情報です |
あらすじ・みどころ
インドのジャングルでオオカミの群れに育てられた人間の子供モーグリ(ローハン・チャンド)は、クマのバルー(アンディ・サーキス)や黒ヒョウのバギーラ(クリスチャン・ベール)のもとでジャングルの厳しいルールを学んでいくにつれ、周りの動物からもジャングルの一員として受け入れられていく。そんな中、それを認めない獰猛なトラのシア・カーン(ベネディクト・カンバーバッチ)が現れ、モーグリはジャングルのさらなる危険にも直面する。
魅力
①王道故に熱くなる展開の連続
②狼たちのモフモフ具合が可愛い
③日本語吹き替えがガッチリハマってる。そしてイケメンボイスが多い
【ネタバレ無し】感想
ストーリーは、「ザ・狼に育てられた少年」です。
ジャングルで孤児となった赤子「モーグリ」を、たまたま狼夫婦が育てる。
そしてそのまま狼の群れの一員となり成長するモーグリでしたが、群れの天敵である「シア・カーン(虎)」に常に命を狙われ続けます。
王道的で分かりやすいストーリーなので「子供向け」かと思いきや、残酷で胸が熱くなる描写も多く、観ていてうるっと来てしまいました。
やっぱり僕は、いかにもな「お涙頂戴」系のストーリーより、こういう這いあがる系の作品の方が涙腺を刺激されます。
100分近い作品ですが、短すぎず、そして退屈せずに最後まで鑑賞できました。
日本語吹き替え声優も良い感じにハマってました。
特に「バルー(熊)」と「バギーラ(ヒョウ)」の声が良かった。
良い点:狼たちがモッフモフ
やっぱり最近の映画はVFXがキレイで心地良い。
「柴犬がこの世で一番好き」な僕には、狼たちのモフモフが可愛すぎて癒されます。
モーグリが「お前らモフモフやな」とか言って、自分を育ててくれた狼たちをしきりにモフモフしまくるシーンでもあれば良かったんですが、そんなワンシーンがあればさすがに脚本がぶっ飛びますね。
【ネタバレ有り】感想
※ここからネタバレを含みます。
ネタバレという程でも無いですが、やっぱり終盤の「狼との共闘」は心に響くものがありました。
モーグリは、あれだけ仲が良かった「ブート(アルビノで虚弱体質のオオカミ)」と喧嘩別れをし、そのまま人間界に降りました。
そして人間として自分を育ててくれた「ウッドロック」が実は剥製愛好家で、既にブートを剥製にしていたことを知ります。
モーグリはこれをきっかけに狼の世界に戻り、共にシア・カーンと戦う覚悟をします。(ついでにウッドロックも痛めつけます)
ブートは死亡フラグビンビンでしたが、「弱者の死」にはやっぱり心を打たれますね。
本作は間違いなく良作でしたが、ラスボス「シア・カーン」がそんなに強くなかった気がして、そこだけ少し気になりました。
余談:本当は2016年公開予定だった?
2016年に公開されたディズニー映画「ジャングルブック」と同じ原作の映画で、どうやら製作も同時期だった様子。
にもかかわらず本作が2018年公開(配信)となったのは、やはり大人の事情だと思われます。
しかもワーナーブラザーズ製作なのにNetflixが配給権を買い取ったことから、やっぱりディズニーとぶつかったせいで興行収入が期待できなかったのかも。
評価・まとめ
75点
お勧め度:中 ~ 高
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