Netflixオリジナルのボディガードアクション作品「クロース 孤独のボディガード」を鑑賞しました。
いつも通りネタバレ無し情報を書いた後にネタバレしていきます。
まだ未鑑賞で、「とりあえず面白いかどうかだけ知りたい」という方は、「※ここからネタバレを含みます。」という文章の直前までを目安にご覧ください。
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予告編(トレイラー)
※日本語字幕なし
作品情報
公開年 | 2019年 |
---|---|
原題 | Close |
上映時間 | 94分 |
製作国 | イギリス・アメリカ合作 |
監督 | ビッキー・ジューソン |
脚本 | ビッキー・ジューソン |
ジャンル | アクション,サスペンス |
主要キャスト |
ノオミ・ラパス(サム) ソフィー・ネリース(ゾーイ) インディラ・ヴァルマ ジョージ・ジョージャウ クリストファー・シューレフ オーエン・マッケン |
配信サイト・媒体 |
Netflix独占 ※記事公開時の情報です |
あらすじ・みどころ
資産家の父が亡くなったことで、一人娘「ゾーイ」に新任のボディガードが配属されることに。
ゾーイには元々別のボディガードが配属されていたものの、義理の母親である「リマ」が「男のボディガードだとゾーイと不純な関係になる」と見抜いていた為、女性である「サム」が配属される。
ゾーイはエリートボディーガードの「サム」を気に入ったようで、任期の一週間を終えた後、更に12時間の延長を依頼し、サムはこれを受諾する。
その晩、案の定ゾーイの身柄を狙って謎の組織が押し寄せるが、有能なサムによって命からがら脱出。
しかし警察ですら敵対組織に買収されていた為、サムとゾーイはモロッコ中を逃亡しつつ、黒幕の正体と生き延びる方法を探る。
魅力
①小規模だがアイディア溢れるアクションシーン
②警護される「ゾーイ」が、ボディーガードである「サム」を見て徐々に強くなる展開が熱い
③二転三転するストーリー
④意外と泣ける伏線回収
気になる点
・あまりに王道過ぎるストーリー
【ネタバレ無し】感想

ゾーイ(左)とサム(右)
序盤から最後まで、グイグイと引き込まれるような魅力、分かりやすさのある作品でした。
頭空っぽにして楽しめる作品ですが、決してアホっぽい作品でもありません。
アクションシーンはパッとしない印象はありますが、悪くない出来です。
個人的には、ベターながらも「サム」と「ゾーイ」の絆の描写が良かった。
サムに比べ幾分弱いゾーイの成長も良かったし、サムが抱える闇を気遣ってあげるゾーイも良かった。
二人の心理描写や距離感に違和感が無かった為、ラストで割とグっと来ました。
個人的には、アクションシーンよりもヒューマンドラマ部分が好きな作品。
【ネタバレ有り】感想
※ここからネタバレを含みます。
良い点:意外と泣ける伏線回収

セキュリティシステムの暗証番号はゾーイの誕生日(030802)
・サムにかかってきてた電話の正体
・ゾーイの義理母「リマ」は黒幕ではなく、本当は娘のことを気にかけていた
これらが同時に畳みかける終盤は本当にグッと来ました。
サムの電話に関しては伏線回収の役割も担っていたので、その心地良さも相まって、静かながらも素晴らしいシリアスシーンとなりました。
しかもその後の「暗証番号クイズ」もユニークで中々良いアイディアだったと思います。
「さっき見たばっかなのに思い出せそうで思い出せない」
こういう絶妙なポイントで苦しめてくる点は非常に好感が持てます。
最後に答え合わせさせてくれなかったのは不服ですが。
悪い点:あまりに王道過ぎるストーリー

色々面白かったですが、この手の話は出尽くしてる感じがします。
・誰かの裏切りのせいで主人公たちが終われるハメに
・絶望の渦中で助けてくれる人を見つけたが、そいつは敵だった
・黒幕と思ってた人は実は味方だった
という何度も観た事のある筋書きで、脚本部分で目新しさが無かったのが少し残念でした。
評価・まとめ

80点
中々の秀作でした。
中だるみしない面白い作品なので、アクション洋画が好きな人には全般的にオススメです。
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