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【Netflix・映画感想】「アイ・アム・マザー」の魅力2個。ロボットに育てられた、たった一人の少女

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ぱっかん
執筆者:「ぱっかん(@pakkan316)」見る映画の9割が洋画です!

ロボットに育てられ1人で大人になった少女。
ロボットの目的は何??

NetflixオリジナルのSF作品「アイ・アム・マザー」を鑑賞しました。
いつも通りネタバレ無し情報を書いた後にネタバレしていきます。

まだ未鑑賞で、「とりあえず面白いかどうかだけ知りたい」という方は、「※ここからネタバレを含みます。」という文章の直前までを目安にご覧ください。

※関連記事は最後にまとめて紹介します

予告編(トレイラー)

※日本語字幕無し

作品情報

公開年2019年
原題I Am Mother
上映時間115分
製作国オーストラリア
監督Grant Sputore
脚本マイケル・ロイド・グリーン、グラント・スピュートリ
ジャンル SF,ドラマ
主要キャスト クララ・ルガアード(娘)
ローズ・バーン(Motherの声)
ヒラリー・スワンク
ルーク・ホウカー
配信サイト・媒体 Netflix独占
※記事公開時の情報です

あらすじ・みどころ

人類の大量絶滅後、再増殖施設内でたった一人ドロイドの母親に育てられている少女。だが、彼女の前に別の人間が現れたとき、ずっと信じてきた世界が揺らぎ始める。

引用:Netflix

魅力

①アンドロイドや清潔なシェルター内の映像が美しい

②Motherロボットの声が優しくて癒される(字幕推奨)

気になる点

・発生するイベントが地味で盛り上がりに欠ける

・「何故ロボットが人を育てている?」の回答(つまりオチ)が弱い

【ネタバレ無し】感想

【Netflix・映画感想】「アイ・アム・マザー」の魅力2個。ロボットに育てられた、たった一人の少女: 【ネタバレ無し】感想

施設内の映像は素晴らしい。
作中で「Mother」と呼ばれるアンドロイドも、どの部分がCGか分からないくらい精巧なビジュアルでした。

序盤は、我々が知ってる現実世界とは違う「シェルター」という空間と、「一人の少女」を、良い感じに神秘さを醸し出しながら演出していました。
そこは少しワクワクした。

物語のプロットは、「人類滅亡後、安全なシェルターでたった一人成長してきた娘の元へ、存在しないと思っていた外界の人間が訪ねてくる」という超ありがちな物ですが、個人的には好きな設定です。

しかし本作は最初から最後までほとんど盛り上がることなく、多少のミステリアス要素はありつつも、かなり地味な印象でした。

途中で若干「アンドロイド vs 人間の女性」の心理戦があり、そのサスペンス要素は見応えがありましたが、それ以外は退屈なシーン多め。

凡作。

主要登場人物(キャスト)

※()内が役者名

娘(クララ・ルガアード)
アンドロイドに育てられた少女。
母親から「娘」と呼ばれており、特に名前は付けられていない。

Mother(ローズ・バーン)
「娘」を育て上げた優しいアンドロイド。
しかし何か秘密を隠している様子。

「ローズ・バーン」という、「サンシャイン2057(2007)」や「28週後(2007)」に出演している女性がアンドロイドの声優を務めている。
個人的に好きな役者なので嬉しい。

【ネタバレ有り】感想

※ここからネタバレを含みます。
 
 
 
 

ラストまでのザックリストーリー

なんらかの理由で、人類のほぼ全てが滅亡した世界。
ある高潔なシェルターでは、アンドロイドが「パッケージングされた胎児」を使い一人の少女(以後“娘”)を生み出す。(まるで“増えるワカメを水で戻したかのように)
その「娘」は「Mother」と呼ばれるアンドロイドと共に成長し、20歳くらいになる。

そのシェルターに、唐突に「外の世界の女性(以後“女性”)」が傷を抑えながら現れる。

Motherにバレないようにその女性を匿う娘。
娘はMotherから「外の世界はウイルスが蔓延し、生命体は一つもない」と聞いていたが、その女性から「誰がそんなデマを?」と言われ、次第にMotherに対し不信感を抱き始める。

女性の存在はすぐにMotherにバレる。しかし娘の予測に反し、Motherは女性を救おうとする。
女性の助言で施設内を詮索しはじめた「娘」は、ある場所で白骨化死体を見つける。どうやらMotherは、今まで「審査」に落ちた人間を殺してきたようだ。

結論から話すと、どうやらMotherが人類を壊滅させた?(推測)
そしてMotherは「高潔な人類だけでコミュニティーを作る事」を目的としているようで、今回育った「娘」は当たりだった(試験結果が常に良かった)ので育てられ続けた。
そしてこの「娘」を軸にして他の人類も育てる算段だった様子。

 

おそらく、施設内に保管されてた「パッケージングされた胎児」もMotherが化学的に作り出したモノ。(よって“娘”も人間から生まれたわけでは無い)

娘は決意し、女性と一緒に施設から逃げ出す。そして初めて外の世界を目にする。
女性は浜辺に放置されたコンテナの中に住んでおり、女性が話していた「他の皆は鉱山で生活してる」という話が、一部嘘だったことを知る。(しかし悪い嘘ではなく、“残酷な話をしたくなかった”的な感じで吐いた嘘)

「娘」は、施設内に残してきた「弟(新生児)」も助けなきゃ、と言いだし、単身で施設に戻る。
Motherとひと悶着ありつつも「弟」を奪還した娘。
弟に子守唄を聞かせ、「胎児」が大量に格納された部屋に入り、なんとも言えない表情をし終了。

分からなかったこと(考察)

・Motherは誰が作ったのか?
・最後、Motherは何故女性の元に訪れたのか?

・Motherは誰が作ったのか?
Motherは「人類を存続させる」という目的を持っていました。
そしてそれは設計者がそうプログラミングしたんでしょう。

しかし「設計者の話題」は一切出てこず、そのせいか「ターミネーター」的な不気味さが漂っていました。
Motherが人類を繁栄させ、何をする予定だったのか気になります。

推測ですが、どこかのマッドサイエンティストが「今の人類はダメだ!私が最高の人類を作り上げるしかない!」みたいな感じで、Motherとシェルターを作り上げたのかもしれません。

そして他の人類を排除した・・・。

・最後、Motherは何故女性の元に訪れたのか?
最後、Motherは逃げのびた女性の元に訪れ、そしてパタンとドアを閉めました。
あのコンテナの中で二人きりで何をしたのでしょうか。

あまり良いことをしていたとは思えませんが、たぶん、殺しちゃったのかなと。

【Netflix・映画感想】「アイ・アム・マザー」の魅力2個。ロボットに育てられた、たった一人の少女:評価・まとめ

60点

ネトフリ独占作品は、割とアンドロイドを取り扱うテーマが多いですね。
そしてそれらは総じて「凡作」な気がします。

ハズレでは無いので、ネトフリ契約してるなら是非見てみてください。

レビュー
Video Image
レビューした日
レビュー作品
アイ・アム・マザー
総合評価
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作品タイトル
アイ・アム・マザー
作品内容
文明崩壊後の地球を舞台に、ドロイドの母親に育てられた少女の運命を描いたSFドラマ。
作品公開日
2019



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洋画ホラー、サスペンスが好み。あとスローモーションになった時に流れる「ドゥーン...」という効果音も好き。

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