外出 = 死という謎の病気が蔓延した映画「ラストデイズ」を鑑賞しました。
いつも通りネタバレ無し情報を書いた後にネタバレしていきます。
今回は簡単な感想を元に、作品紹介をしていきたいと思います。
ネタバレ無しです。
目次
予告編(トレイラー)
作品情報
公開年 | 2013年 |
---|---|
原題 | Los ultimos dias |
上映時間 | 102分 |
製作国 | スペイン |
監督 | デビッド・パストール、アレックス・パストール |
脚本 | デビッド・パストール、アレックス・パストール |
ジャンル | ドラマ,サバイバル,ポストアポカリプス |
主要キャスト |
キム・グティエレス ホセ・コロナド レティシア・ドレラ |
配信サイト・媒体 |
市販DVD Amazonプライム…他 ※記事公開時の情報です |
あらすじ・みどころ
室外に出るだけで心臓発作を起こす極度の広場恐怖症が世界的に蔓延し、人々は建物から外に出ることができなくなってしまう。
既に「外に出たら誰であろうと死ぬ」と判明してから、ある程度経過した世界観ですね。
なので序盤からいきなりサバイバルが始まっており、「世界が崩壊しだした描写」は、回想シーンで追っていく感じ。
魅力
①若いプログラマー(主人公)とリストラ係(相棒)の二人で目的地まで旅する映画だが、この二人の掛け合いが中々面白い
②行く先々で発生するトラブル・イベントもユニークで面白い
③うまくまとまったラスト
【ネタバレ無し】感想
オフィスビルで配給品を受け取る従業員たち。
主人公の「マテオ」を含む彼らは外に出ることができないので、交代で作業し、地下に穴を掘り地下鉄まで道を繋ぎました。
一応「外出死」の定義としては、
・心臓麻痺で死ぬ
・日光が原因では無い
・外の空気が原因という訳でも無い
辺りは判明しています。(それ以外はちょっと曖昧)
マテオは会社のシステムエンジニアで、今後相棒となる男は、恐れ多い「リストラ担当」の「エンリケ」。
上下関係としてはエンリケの方が上ですが、世界が崩壊してるからもう関係ない。
マテオは「お前が持ってるそのGPSが欲しい」という理由で、エンリケは「お前が持ってるサバイバルキットが欲しい」という理由で行動を共にします。
主人公は「恋人を探したい」、相方は「???」というそれぞれの目的があって、仕方なく協力するわけですね。
主人公2人のナイスな掛け合い
ホラー映画は、「普段は相いれない登場人物が仕方なく協力し合ってるサマ」が面白いわけですが、本作はそこを見事に描き切っています。
世界崩壊前は、クビを告げて回る「エンリケ」は恐怖の対象でしたが、今では生きるために必要不可欠な仲間。
しかもそれぞれが抱えている悩み、罪の意識などもしっかり掘り下げて描かれているので、人物描写に飽きが来ず、本当に「この二人には最後まで生き残って欲しい」と思わされながら鑑賞出来ます。
イベント一つ一つがちゃんと面白い
脚本における「鑑賞者に向けた裏切り」はすごく大事ですね。
ありきたりな展開ばかりじゃ飽きます。
一応その辺りはちゃんと工夫されていたので、安心して鑑賞できました。
一般評価は「2.5」
平均よりちょっと下回ってますが、ちゃんと「これはB級作品だ!」と覚悟して見ると、しっかり楽しめるはず。
【感想】「ラストデイズ」の魅力3個。外出すれば死亡…。:評価・まとめ
70点
世界崩壊系のB級映画が好きな人にオススメ。