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【ゼロ 一攫千金ゲーム 2話】「クォータージャンプ part1」感想・原作との違い

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ぱっかん
執筆者:「ぱっかん(@pakkan316)」見る映画の9割が洋画です!

ストーリー

なんか派閥が出来上がりました。

・末崎セイギ率いるギャング集団
・標(しるべ)とその取り巻きたち
・ゼロとその仲間たち

セイギは暴力を使って他の者たちからリングを奪っていきます。
ゼロは、そんなセイギ達から一般プレイヤーを守ります。

そんな折、原作通り在全が、ゼロと標の一騎打ちを見たいと言い出し、二人は無理やりクォータージャンプに参加させられます

【原作大ファン】ドラマ「ゼロ 一攫千金ゲーム」を観ながら感想を書いてく:クォータージャンプのステージ
クォータージャンプのステージ

ルール

メインのプレイヤーである「飛び役」は、ステージの真ん中に目隠しをした状態で立たされる。
そして4面のどこかへ飛び込む

生存率は25%(クォーター)。
間違えてOUTに飛び込めば、壁に直撃しそのまま50m下まで落下

サブプレイヤーは4人の「声役」

どの面に割り振られても、「こっちがセーフゾーンだ」と飛び役を誘導し、自分の方へ飛び込ませられたら勝ち。

言ってしまえば、飛び役 vs 声役の勝負でもある。

もちろんゼロ vs 標の勝負がメインであり、基本的には「出来るだけ早く決断して飛び込んだ方が勝ち」というルール。

声役とのやり取りは一面につき10分
ターン制で切り替わっていくようです。

 

最初の声役は「ヒロシ」でした。

原作での「クォータージャンプ」のルールはこちらで書いてます。

感想・考察

ヒロシはゼロの仲間で、先ほどセイギ達にボコられ黒服に運び出されていました。
そんなヒロシが声役に割り振られ、しかも「こっちがセーフゾーンだ!ゼロ!」と説得します。

ゼロは当然疑う。

「あり得ない!俺の仲間をセーフゾーンに割り振るわけがない!」

しかしヒロシはこう言います。
「声役はくじ引きで決められた。たまたま自分がセーフを引いたから喜んでいたら、黒服が”さすがにそれはまずいだろう”って。でも在全が、”仲間を信じられずセーフゾーンに飛び込まないというのも、それもまた一興”って・・・」

ゼロは「確かに在全なら言いそうだ」と納得。

しかし実際にそこに居たのはヒロシでは無く、黒服でした。

 

事前に録音したヒロシの声を基に、音声変換装置を使い、黒服が自由自在にヒロシの声を操っていたのです。

ゼロはいくつかの質問をヒロシ(黒服)に投げかけます。

「俺たちが使っていた合言葉は?」
「義賊活動していた頃の俺たちの偽名は?」

事前にそれらの情報をリサーチしていた黒服は、当然のように解答。

しかしゼロの、「今かけている眼鏡を外して、そのテンプルの内側に書かれている文字を読み上げてくれ」という質問に困惑。

さすがに眼鏡の情報までは知らない黒服。

黒服は「文字は擦り切れててなんて書いてあるか分からない」と言います。

 

しかしゼロは直前に、たまたまヒロシが落とした眼鏡を拾っており、その際に内側の文字列を確認しているので、擦り切れてないことに確信がありました

というわけでゼロは、「この面はアウトだ」と見抜き、黒服を罵倒します。

そして次の面へ。

次の声役は、ゼロの旧友である「山口カズヤ」です。
カズヤは高校時代のゼロの友達で、ゼロの弱い部分、つまり「仲間や友達を裏切れない」ということを熟知しています。
それを逆手に取り、ゼロをこちらへ飛び込ませ殺そうとします。

つまりカズヤもアウトゾーン
ここでエンドロールに入りました。

結構原作と違うところも多かったですね。

「クォータージャンプ」原作との違い

・原作では、”制限時間は1面に付き10分”という制約は無く、制限時間内であれば4面全ての声役と同時にやり取りできるシステムだった(実際には一人ずつしか話さなかったが、それをヒントとして扱う場面もあった)

・つまり原作では、「4面全ての声役と話し、最終的に飛び込む方向を決める」ということが出来たが、本作では恐らくそれが出来ず、1面に付き10分以内で飛ぶかどうか決めなければいけない。だから最初の方の声役は不利。(飛び役は他の壁とも話したいと思うので)

・ドラマ版では、ゼロが音声変換装置に気付く際、「俺たちも振り込め詐欺グループを騙す時にその装置を使っていた」みたいなことを言うが、原作では言わない。

・原作では、「眼鏡の内側の文字列」について、ゼロは「何が書かれていたかまでは正直覚えていない」と明言する。でもドラマ版では「何が書いてあったか知っていた」ような口ぶりだった

・原作では、飛び役は黒塗りのゴーグルのようなものを装着していたが、ドラマ版では、頭全体が隠れる分厚い袋を被されている。恐らくビジュアル的なカッコよさを追及した結果だと思うが、少し暑苦しそう。

・原作では屋外の開放的なステージだった。でもドラマ版は、予算の影響か、室内となっている。

・ドラマ版では、ゼロを騙すカズヤを見て在全が「第四の戦い方をする奴がおったな。私怨(しえん)を抱く者」みたいな事を言うが、原作ではこんなセリフは無く、「第三の戦い方」までしか説明しない。

・原作では、「迷宮のトライアングル」というアトラクションをクリアしたのが標とゼロの二人だけで、この事実を見て在全は二人を戦わせようとする。しかしそこが端折られているため、在全が「この二人には王になる資質がある」と思う理由が弱い。そして恐らくドラマ版では「迷宮のトライアングル」はカットされる。迷宮のトライアングルの詳細

・原作で言うところの「板倉」という賢い男が、ドラマ版の「セイギ」に当たるが、板倉は比較的ゼロを尊重していた。しかしドラマ版のセイギは、今のところ敵として描かれている。

原作でのクォータージャンプについては、こちらで詳しく解説しています。



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