ルール
・「ザ・アンカー」はクイズゲーム
・参加人数は3人。3人とも頭が少し浮いたベッドに横一列に寝かされ、身動きが取れないように縛られる
・3人の頭上を大きな「アンカー」が、振り子のように揺れ続ける
・その振り子の先は刃のように鋭くなっており、かつ重量30kg。振り子が下がり先端が頭部に直撃するとプレイヤーの頭部は破壊、死亡する
・振り子の高さは、クイズの正解不正解により変化する
・回答者は一人ずつ。解答権は左隣に移っていく。回答者以外が答えを教えるのは当然ペナルティ
・B~Zまでの25個のパネルの中から、回答者が一つ選択。すると「1~4」までのポイント数が表示される
・ポイント数が多くなる程クイズの難易度が上がる
・ポイントは「アンカー問題」が出されるまで蓄積され続ける
・アンカー問題に正解すると、蓄積した「アップポイント」が執行され、振り子が上がる。不正解の場合はダウンポイントが執行される
・用意された26個の問題の中に、「アンカー問題」は6つあり、うち一個は「A」。Aは必ず最後に答える
・ゲーム終了時点で、振り子の位置がスタート時点よりも上に上がっていたら”完全勝利”となり、リングは一人3個獲得
・しかし、振り子がスタート地点を下回っていたら”暫定勝利”となり、リングは一人1個獲得。すなわち「生きてさえいればリングは手に入る」という状況
現時点でゼロが気付いた「裏ルール」
ゼロ含め全てのプレイヤーは、「どれだけ失敗を重ねても、アンカー問題さえ正解すれば生きて帰れる」と気付きました。
だから「アンカー問題は全てゼロが答えるべき」というのは、3人の共通認識としてあったと思います。
その中でゼロは、更に「アンカー問題」は「a n c h o r」のパネルの中にある事まで気付きました。
だから、anchor問題を全てゼロが答えるという作戦を(ゼロの中で)立てましたが、「ゼロがanchorの位置に気付いた」という事は小太郎(ゲームマスター)に悟られてはいけません。
もし悟られたら、小太郎がanchor問題の場所を変えてくることが予想されるためです。
小太郎はギリギリのヒントを残し、最後に「アンカー問題は全てa n c h o rの中にあったんだよ!そんな事も分からなかったの??」と嘲笑いたいのです。
だからゼロは、「俺がアンカー問題の位置に気付いたこと」を小太郎に悟られないように、他のメンバーに「アンカー問題以外のパネル」を選択させようとします。
感想・ストーリー
参加プレイヤーは、「ゼロ」「ヒロシ」「氷川」の三人です。
一番端っこのヒロシから順番に、一人ずつ答えていきます。
Q1.日本で二番目に面積が小さいのは「大阪府」ですが、面積が一番小さい都道府県は?
回答者 ヒロシ → 「岐阜!」
不正解×
答え → 香川
Q2.鉛筆の硬さを表す「F」は何の略?
回答者 ゼロ → 「FARM(ファーム)の略。”しっかりした”という意味。硬さはHとHBの間」
正解〇
Q3.「ROAS」は何の略?
回答者 氷川 → 「Return On Advertising Spend の略。広告回収率を指す(セリフうろ覚え)」
正解〇
Q4.1000円札の、野口英世面の裏側には何が書かれている?
回答者 ヒロシ → 「鶴!」
不正解×
答え → 富士山と桜
Q5.「1,3,5,7」この中で仲間外れはどれ?理由も答えてね
回答者 ゼロ → 「1。1以外は素数」
正解〇
※素数とは:1とその数自身でしか割り切れない数字のこと。例えば「13」や「17」、「19」など、掛け算の九九で登場しないような数字が素数。1は例外的に素数では無い。
Q6.ラーメン丼に描かれている「うずまき模様」と同じ模様が古代ギリシャにもある。さて、ギリシャではこの模様をなんと言う?
回答者 氷川 → 「分かんないこんなの。」
不正解×
答え → メアンドロス模様
Q7.在全グループの会長「在全無量」の愛人は何人?(事実上の回答不能問題)
回答者 ゼロ → 「52…いや、53人」
不正解×
答え → 365人(ちなみに一年は52週と1日。ゼロは、愛人は週替わりと考えた。)
Q8.2018年1月1日は月曜日でしたが、2018年12月31日は何曜日?
回答者 ヒロシ → 「水曜日!」
不正解×
答え → 月曜日(先ほどのゼロの週替わりの計算が、地味にヒントとなっていた)
Q9.小太郎のフルネームは?(ゲーム開始前に自己紹介はしている)
回答者 氷川 → 「小太郎・・・ジェームズ・・・ウィリアムズ・・・城山?(うろ覚え)」
不正解×
答え → 小太郎・ヒルマウンテンウィリアムス・ハリソンジャガーサタケ・ジェームス城山
原作通り、小太郎は理不尽な出題でゼロを困らせます。
とりあえず、最後に氷川がミスり、「7ポイント」という大きなダウンポイントが執行され、第6話終了となりました。
氷川が答えた、ドラマ版オリジナル問題「ROASとは?」という問題にかなり違和感を感じました。
氷川がたまたま答えを知っていた為に正解となりましたが、確か氷川は「フリープランナー」という職業設定でした。
「フリープランナー」がどういう仕事か分かりませんが、広告出稿や分析等も行うようです。
だから「ROASとは、Return On Advertising Spendの略」と回答できたのでしょう。
そして僕がこの問いに違和感を感じた理由ですが、原作でのザ・アンカーで出題されるクイズはほぼ全て「雑学系」でした。
「ラーメンどんぶりの渦巻き模様はギリシャではなんと呼ばれている?」など、確かに凡人なら知らない問題も登場しますが、「ROASとは?」という問いは、「広告業界で働く人しか分からない問題」です。
つまり、「メアンドロス模様(渦巻き模様の名前)」を知り得ていたゼロですら、その問題を解ける可能性は低かったのです。
というかたぶん無理です。
「専門職限定の専門用語」など、ノーヒントで答えられる訳がありません。
もしそれが「医療用語」とか「軍事用語」系の「専門職用語」であれば、ゼロも知っていたことでしょう。
しかし、「広告業界」という「超特定の分野」のみに絞ったワードは、どう考えても回答不能です。
百歩譲って、「広告業界で使われているROASとはどういう意味?」という出題であれば、イニシャルから推理も出来るので、ゼロでも回答可能です。
でも「ROASとは?」という出題だけだと不可能。
どう考えても「氷川」というオリジナルキャラの為に作成された問題です。
氷川の「フリープランナー」という設定を無理やり活かしたようにも見えました。
それとも、僕が原作好き過ぎる為に客観的に観れてないだけかも・・・。
疑問①なぜゼロは氷川と一緒に参加した?
ゼロは氷川を信用していないはずです。
その証拠に、前回テントの中で、スナオから「標は、氷川のせいで不正解だった(迷宮のトライアングル)」と聞きました。
にも拘わらず、氷川が「3人揃ったね。行こうか。」と言った時に、ゼロは嫌な顔を見せずゲームに参加しました。
これに関してはヒロシも謎です。
ヒロシとゼロは両方とも「氷川」に疑念を抱いており、そしてドリームキングダムのアトラクションが極悪非道ということも理解しています。
なのに、ゼロ達は氷川と共に運命を共にしたのです。
「ザ・アンカー part1」原作との違い
・標とゼロの会話。
確か原作では、
標「クォータージャンプで奪ったリングを返すよ」
ゼロ「え?」
標「王になるのは君か僕だ。一緒に在全を倒そう。」
ゼロ「じゃあリングは受け取れない。」
標「なぜ?」
ゼロ「だって俺たち対等だろ?なら俺は自力でリングを3つ集める。もし集められなかったら、俺はそれだけの奴だったってことだ。」という熱い会話が繰り広げられる。ドラマでは非常にライトな会話だった。
・原作では、「ヒロシ」「ゼロ」「末崎さくら」の3人で参加しており、氷川は参加していない
・「ROASは何の略?」という問題はドラマ版オリジナル。それ以外の全ての出題は原作通り。
・原作では、小太郎はスキンヘッドに模様を残したような、かなりふざけた頭をしている
・「在全の愛人は何人?」という回答不能問題は、原作では「この手の問題は1度しか出せない」というルールがあると、小太郎が心の声で言っていた。
・原作では、「ラーメン丼ぶりの渦巻き模様は、ギリシャ語でなんと言う?」という問いはゼロに出題された。そしてゼロはサラリと「メアンドロス模様」と答え、小太郎に「なんだコイツ!クイズオタクか!友達なんて一人もいないクイズオタクだろ!」と心で呟かれていた。
・原作では、「キツネ」「嘘つき」「今の罵倒は嘘だよ」というゼロとヒロシのやり取りは存在しない
・原作ではゼロは、「下のパネルから攻めていこう!」と二人に声をかける。これはもちろん、自分以外に「anchorパネル」を踏ませない為。下の列にあるのは「v w x y z」の5枚で、ここに「a n c h o r」は含まれない。だから小太郎に悟られずに味方にポイントパネルを踏ませることが出来る。(もしかしたらpart2でこのやり取り出てくるかも・・・)
ドラマ版「ゼロ 一攫千金ゲーム」のまとめ、全エピソード
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