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【ゼロ 一攫千金ゲーム 10話(最終回)】「デイ&ナイト」感想・原作との違い

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ぱっかん
執筆者:「ぱっかん(@pakkan316)」見る映画の9割が洋画です!

まず「デイ&ナイト」について

デイ&ナイトは「変則ポーカー」的なルールで、原作には無いオリジナルゲームです。
しかし前作の「ブレークダウン」と同じように、原作で別ゲームとして登場するギャンブルを基にしている感じはあります。

原作の「ドリームキングダム編」ではなく、続きである「ギャン鬼編」に登場する「100枚ポーカー」をよりコンパクトにしたような感じですね。

ストーリー

前回、「ブレークダウン」で標を倒したゼロ。
そしてそのタイミングで在全無量が心臓発作で倒れる。

在全の遺言の中に「ドリームキングダムの優勝者に在全グループの権利一等を与える」というものがあったらしく、このままだとゼロが在全グループのリーダーに。

そこに腹を立てた後藤峰子(小池栄子)は、ゼロに勝負を仕掛ける。
それが「デイ&ナイト」。

しかもそこには何故か、ゼロの旧友「ミツル」もいる。

ミツルとゼロは親友同士だったが、ある出来事がきっかけで疎遠となってしまう。
しかもその後ミツルは行方不明となっており、その後の消息はもちろんゼロも知らない。

後藤峰子とミツルは実は姉弟で、峰子は権力を使ってか、在全グループを使ってミツルをかくまっていた。
そしてゼロを動揺させるためにミツルを引っ張り出してきた。

デイ&ナイトの最中、実はまだ生きていた在全から、黒服越しに指示を聞く峰子。
「私情を挟み勝手にゲームを開始した罰として、このゲームに負けたらミツルを殺す。そしてこの事をゼロにバラしたり、悟られても殺す」

これで絶対に負けられない戦いとなった峰子。

そんな中、ゼロに追い詰められ、窮地に陥る峰子—。

「デイ&ナイト」ルール

・ゼロと峰子に、それぞれ一組のトランプを半分ずつ配る。

・ゼロはスペードとクローバーの2種類で、1~13までの計26枚。峰子はハートとダイヤで同様の組み合わせ。

・つまり、持ち手札のトータルは互いに知っている状態

・それぞれの26枚を駆使し、ポーカーの役を事前に5つ作り、自前のデッキを作る

・通常のポーカーでは、「ブタ(役なし)」「ワンペア」「ツーペア」「スリーカード」「フルハウス」「フォーカード」「ファイブカード」「フラッシュ」「ストレート」「ストレートフラッシュ」「ロイヤルストレートフラッシュ」の役があるが、今回の「デイ&ナイト」では、「スリーカード」など、26枚の手札で構成不可能な役はもちろん除外される

・同じ役は2つ以上作ってはいけない

・勝負は、先攻後攻に分かれて行い、先攻側は、自分の手札の一つを、相手の手札の一つにぶつける

・そして互いの手札をオープンし、役が強い方がそのターンでは勝利となる

・そのターンで勝った方にポイントが入る

・ポイントは、勝った時の手札に含まれる一番数字が大きいカードと同じ数だけ入る

・A(エース)はポーカーにおける最強数字なので、14点分入る

・最終的な総合得点が多い方が勝者

・ラウンド開始前に、文字盤にA~Kまでの数字が書かれたダーツを行い、矢が刺さった数字の相手カードを開くことができる

・3マッチでゲーム終了。もしその時点で同点だった場合、山札からカードを1枚ずつ捲り、数字が大きい方が勝者

※細かい部分は端折ってます

「デイ&ナイト」必勝法

 

必勝法はこれと言って特に無いです。

このゲームのキモは明らかに「ダーツ」で、ダーツでちゃんと相手の「A(エース)」や「K(キング)」を開いておけば、相手の最強手札である「ロイヤルストレートフラッシュ」の手札がどれか分かり、圧倒的に有利となります。

そしてこのダーツが、ゼロはドヘタ
対して峰子はダーツ上級者で、毎回ピンポイントでゼロの痛いところを突いてきます。

しかしゼロはそれを逆手に取り、わざとAやKなどの強い方のカードを使って、「ブタ」や「ワンペア」を構成します。

峰子はこの釣り針に見事引っかかり、最終的にはゼロの狙い通り同点へ。(ミツルを救うため同点を狙った)

「デイ&ナイト」原作との違い

ドラマ版オリジナルゲームですが、原作に登場する「100枚ポーカー」によく似ていますね。

ルールはほぼ一緒と言って良いでしょう。

 

ただ、原作ではもっとゼロに対して理不尽の連続で、「そんなの聞いてないよ!」系のルールが後出しでじゃんじゃん追加されます。

でも、頑張れば「そういう事だろうと思っていた」と推測できるようなヒントも残されているので、ギャンブル漫画としてちゃんと成立してました。

そんな中(原作で)零は圧倒的に勝利し、敵である「ジュンコ」に再戦を申し込まれます。

そこでゼロは、「このポーカーはあまりに単調過ぎる」と言い放ち、更にルール改変を加えて「このルールなら再戦しても良い」と提案。

そうです。
このゲーム。
単調なんです。

峰子は、そんな単調なゲームを最終決戦に持ち込みました。

たぶん視聴者も「最終勝負がコレ?」とあっけに取られたことでしょう。

 

一応末崎さくらもそれっぽいセリフを言っていましたが、正にその通りで、特に深い心理戦も無く、非常に地味に終わりました。

ちなみに原作では、ゼロが負けたら「ZENBA」を持っていかれるという極悪なリスクを伴います。

「ZENBA」とは、「全歯」です。

「デイ&ナイト」感想

特に逆転のカタルシスも無く、あっさりと終わりました。
「”ゼロが勝ったらミツルが死ぬ”という事をゼロに悟られてはいけない」と言われていたのに、ゼロに悟られました。

でもその事に在全グループは気付いていなかったようで、ここを一々矛盾点として捉える必要は無いでしょう。

勝負決着後、「1年後・・・」みたいに流れたけど

氷川ユウキは、何故か在全グループに就職。
セイギはスーツを着て就活。
末崎はヤクザを辞めて弁当屋を開業。
チカラ、スナオ、ヒロシの3人は引っ越し屋でバイト。
ゼロは、大学時代に目指していた宇宙物理学の世界へ。

なんの当たり障りも無く、丸く終わった感じですね。

最終回を見終えてのトータルでの感想は、「【原作大ファン】「ゼロ 一攫千金ゲーム」原作との違い、ゲーム解説と感想」で書いてます。



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