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【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察

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この記事はたぶん 15 分で読めます。
ぱっかん
執筆者:「ぱっかん(@pakkan316)」見る映画の9割が洋画です!

Netflixオリジナル連続ドラマ「ルシャレー」を鑑賞しながら感想を書きます。
当記事の前半部分はネタバレは控えていますが、各エピソードごとの感想はネタバレを含みますのでお気をつけ。

なんとなくですが、「田舎町」「サスペンス」「現在と過去が入り乱れる作風」というところが、ドイツ産海外ドラマ「DARK」を彷彿とさせました。

※関連記事は最後にまとめて紹介します

※当記事は
「ル・シャレー ネットフリックス」
「ル・シャレー 感想」
などのワードで検索される方におすすめです。

【ネタバレ無し】作品情報

公開年2018年
原題Le Chalet
エピソード数全6話
製作国フランス
監督Blanche Veisberg
脚本※判明次第追記
ジャンル ダーク、スリリング、サスペンス
主要キャスト クロエ・ランベール
フィリップ・デュソー
エミリー・ドゥ・プレザック
マルク・ルシュマン
ブランシュ・ヴィズベルグ
エリック・サヴァン
ニコラ・ゴブ
カトリーヌ・ヴィナティエ
ティエリ・ゴダール
配信サイト・媒体 Netflix独占
※記事公開時の情報です

【ネタバレ無し】あらすじ

妊婦アデルとマニュがバルモリン村にある別荘にやってくる。そこは改装される20年前、別の家族が新しい人生を始めようと移り住んだ場所だった。

引用:Netflix

※第一話のあらすじと同じです。

フランス人の名前が聞き慣れないので覚えづらいですが、田舎町から逃げられなくなり、そこでサスペンスが繰り広げられるという内容です。

序盤から過去と現在が入り乱れるので、ながら観だと結構何がなんだか分からなくなります
しかも「過去シーンはモノクロ映像」とか、そういう類の演出も無く、「今流れているのが過去か現在か」というのは、登場人物から察するしかありません。

時間軸の整理をします。

大人セバスチャンが尋問を受けている → 最新の時間軸
端が落石で壊れて、登場人物たちが村に閉じ込められる → 6か月前
登場人物たちの子供時代 → 20年前

ザッとこんな感じです。
※もし間違いがあればその都度修正します。

【ネタバレ無し】全て見終えての感想

秀作。
中々面白かったです。

ただ、「過去」、「6か月前(一応メインの話)」、「最新」の3つの時間軸があり、特に過去と6か月前が入り乱れているのでかなりややこしいです。
※当記事では「6か月前」のことを「現在」と呼んでます

そして更に登場人物が中々覚えづらい
キャラ付けが結構弱く、それでいて「フランス名」なので、全然頭に入りません。

ネトフリレビュー内でもありましたが、「二度見」が前提かと思えるくらい難しいです。

しかしそれを乗り越えると、その先に待っているのは良質なサスペンス。

全6話と短いので、思い切って二度見してみるのも良いかもしれません。
僕はしませんが。

【ネタバレ無し】登場人物

マニュ

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:大人マニュ
大人マニュ
【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:子供マニュ
子供マニュ
 

大人マニュは主人公格ですが、子供マニュは第二話辺りから登場しました。

アデル

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:アデル
アデル

アデルは、この村に来るのは初めてという設定です。
何か精神病を患っているようで、不安になるとクローゼット等の中に隠れます。

村出身では無いので、子供時代の登場無し。

セバスチャン

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:最新時間軸のセバスチャン
最新時間軸のセバスチャン
【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:大人セバスチャン
アリスを見つめる大人セバスチャン
【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:子供セバスチャン
子供セバスチャン

子供時代は「アリス」と「ジュリアン」のカップルに嫌がらせをし、大人になっても未だ破天荒な性格。
そして未だにアリスが好きなようで、アリスに対してかなりしつこい。

「最新の時間軸」で登場する唯一の人物。

アリス

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:大人アリス
大人アリス
【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:子供アリス
子供アリス

一番可愛い
ベッドシーンでは半裸も確認できる。

ファビオと結婚しており、セバスチャンのことをウザがっている。

ファビオ

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:アリスの夫で料理人のファビオ
アリスの夫で料理人のファビオ

恐らく、特に村とは縁が無い。
食材に対して貪欲なようで、外へ出てはハーブを探している。

村出身では無いので、子供時代の登場無し。

オリビエ

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:オリビエ
オリビエ

投資家。村への投資を検討しているとのこと。
妻は「マチルダ」。

村出身では無いので、子供時代の登場無し。

ロラン

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:”あるもの”に遭遇する直前のロラン
”あるもの”に遭遇する直前のロラン

「フィリップ」という白髪坊主の老人の息子。(ちなみにチエリは兄弟)
ティフェンヌという妻がいる。

ジュリアン

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:子供ジュリアン(右の男の子)
子供ジュリアン(右の男の子)

20年前のシーンで登場する人物。
子供アリスと恋に落ちる。

 

子供時代の時間軸には登場するが、現在の時間軸には登場しない人物。

アレクサンドル(山男)

人間嫌いで村人と離れて暮らすアレクサンドル
人間嫌いで村人と離れて暮らすアレクサンドル

数学会最高の栄誉「フィールズ賞」を受賞。
村の人間からは煙たがられている。

とりあえず主要人物はこの辺りです。

以下ネタバレを含みます。
 
 
 
 

【ネタバレ有り】感想

最終話にて全てがスッキリと明らかになりました。
全ての伏線が回収され、ちゃんとサスペンスとしてまとまっていたので、トータルで「秀作」だと思います。

ただ、本作は本当に難しい
最終話でやっと「登場人物相関図」を頭の中で組み立てられました。

特に、「誰が犯人か?」とか「過去に一体何があったのか?」という「問題」が描写されはじめるのが3話くらいからで、それまでは「そもそも何が起きてるのか?」すら追いにくいと感じました。

20年前のエピソードでの主人公格は「ジュリアン」で、当然ジュリアンも現在の時間軸で登場してるだろうと思ってましたが、結構話が進んでから「ジュリアン含むロディエ一家は失踪した」という事実が登場します。

ここで僕は、「あれ?じゃあ”現在”にはジュリアンはいないのか?」と気付き、そして更にしばらくして「ジュリアンが黒幕で、一体誰がジュリアンなのか?を追う物語なのか」と気付きました。

この「本題」に辿り着くまで、物事の繋がりや結びつきを見つけづらいので、それが「頭の中にスッと入ってこない」という現象を生み出していました。

とは言えこれは僕の「サスペンス耐性」「フランス語耐性」の問題です。
普段からサスペンス小説を読んでいたらすぐに理解できていたかもしれません。

 

とりあえず本作には、「アリス」というすっごい美人が登場するので、しばらくはアリスを観る為だけに鑑賞しても良いと思います。

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:本作の美人担当「アリス」
本作の美人担当「アリス」

ちなみにネトフリ限定ドラマに「ザ・レイン」という終末モノ作品がありますが、こちらも「ベアトリス」という美人が登場します。

考察

考察①山男(数学者)はどの程度関わっていたの?

ジュリアン兄弟の両親が殺された後、エチエンヌとフィリップは、「ロディエ家は失踪した」ように仕立て上げました。
そしてその失踪について捜査していた警官が山男の家に尋ねた後、山男は屋根裏の様子を見ます。

そこにはジュリアン達が隠れていました。

このことから、山男はジュリアンたちを守っていたことが分かります。

そして、ジュリアンかアメリ(恐らくアメリ)が、「ティフェンヌ」に銃口を向けている時、山男は「彼女は関係ない」と静かに諭します。

というわけで山男は、今回の復讐計画の全容もきっと知っていたことでしょう。

考察②誰が誰を殺したのか?

「ロラン」が引っかかったトラバサミを仕掛けたのは誰?

 

→オリビエ(ジュリアン)、山男のどちらか(恐らく山男)

誰でも当てはまるのですが、トラバサミを仕掛ていた人はどう見ても男の図体でした。
ただ夜中だったので、みんなと一緒に別荘にいたオリビエではなく、一人離れて暮らしている山男が設置した可能性が高いと思ってます。

「エリカ」を殺したのは誰?

→オリビエ、アデル(アメリ)、山男の誰か。

エリカは恐怖に慄いた形で後ずさりしていたので、恐らくか弱そうなアデルでは無いと思います。
でも武器を持っていた可能性もあるか・・・。

「チエリ」を殺したのは誰?

→オリビエ、アデル、山男の誰か(恐らくオリビエ)

結局これも三択なんですが、橋からロープ降下し、その直後に我が妻である「エリカ」の死体を発見します。
しかし驚く暇もなく弓矢で背中を刺され、そのまま絶命。

確かこの時、3人の誰もアリバイが無いと思います。たぶん・・・

ただ、「弓矢」という武器を扱っているのがポイントですね。
唯一、弓を扱う描写があったのは、美人の「アリス」だけでした。

でも、アリスがチエリを殺す動機がありません。

崖の下というロケーションを考えると、か弱いアデルではなく、恐らくオリビエが犯人でしょう。

フィリップを殺したのは誰?

 

→アデルか山男

橋の下でフィリップが撃たれた後、オリビエも撃たれたフリをしました。(マニュに死んだと思わせるため)
というわけで、オリビエはあり得ません。

となると、アデルか山男です。

正直に言うと、「山男が殺人に関与した」と考えると何でもありとなってしまうので、出来ればアデルに実行してて欲しいなと思います・・・。

ムリエルを殺したのは誰?

→オリビエ

本人が白状しましたね。「湖で殺した」と。

考察③人のスマホを勝手に触ってたのは誰?その理由は?

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:Wifi装置のようなもので一時的にスマホを使える状態にし、村の外にいる家族にメッセージを送る
Wifi装置のようなもので一時的にスマホを使える状態にし、村の外にいる家族にメッセージを送る

第二話にてこのシーンがありました。
スマホを操作する手が女性だったこと、そして、黒幕の一人がアデルだった事から、「操作していたのはアデル」だと推測できます。

そして「誰のスマホを操作していたのか?」ですが、スマホの画面等に名前は登場してません。
やり取りしていた相手は「ママ」であり、「結婚式は10日後に延期になったわ」と送っています。

恐らくティフェンヌのスマホっぽいです。

追記:
ティフェンヌのスマホでした!
証拠がこちら!

【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:”誰か”は、このバッグからスマホを取り出した
”誰か”は、このバッグからスマホを取り出した
【80点】Netflix独占「ル・シャレー 離れた13人」評価と感想、考察:第一話にて、ティフェンヌがこのバッグを持っている描写がある
第一話にて、ティフェンヌがこのバッグを持っている描写がある

考察④冷凍庫のロックは誰が細工したの?

 

恐らく「オリビエ」です。

僕の推測ですが、序盤から冷凍庫を細工していたら、それを多用するであろうコックのファビオが死ぬ可能性があります。
しかし黒幕たちはファビオに恨みはありません。

そこで、「ロランが死んだ後」に細工をしたんだと思います。

となると、山男ではありません。
山男が唐突に別荘に近づいたら警戒されるはずです。

だからオリビエだと踏んでます。

しかし、思いがけず自分自身が閉じ込められ、しかもマニュも一緒に居ます。
恐らくフィリップだけを凍死させたかったのでしょうが、上手くいきませんでした。

そこで、「冷蔵庫の細工」について既に知っていたアデルが、偶然を装って助けにきたんだと思います。

にしても冷凍庫を細工したところで、誰が死ぬか全く分からないと思うんだけどなぁ・・・。

考察⑤「ティフェンヌ」に銃を突きつけたのは誰?

夜、ティフェンヌの部屋の窓に石を投げ、外に誘い出します。
赤いフードを来た”誰か”は、そのままティフェンヌに銃を向けますが、山男の説得によりティフェンヌを殺しませんでした。

そしてこの時、ティフェンヌは「エリカ?エリカなの?」と”誰か”に向かって聞きました

 

エリカと見間違えたということは、それは恐らくアデルでしょう。

各エピソードごとの感想

第1話

妊婦アデルとマニュがバルモリン村にある別荘にやってくる。そこは改装される20年前、別の家族が新しい人生を始めようと移り住んだ場所だった。

引用:Netflix

顔も覚えづらいし名前も覚えづらい。
そして過去と現在が入り乱れ、「過去のこの人が現在のこの人」というのがまだ良く分かりません。

でもネトフリ内のレビューがめちゃくちゃ良いので頑張って鑑賞しています。

第一話なのでまだまだ魅力が分かりませんが、田舎町の風景は癒されます。

別荘の中で執筆活動とか、なんかすごく憧れますね。やらないけど。

序盤から中盤にかけて、「不倫っぽいシーン」とか「恋愛による嫉妬」等が描かれ、最後、村で子供時代を過ごした人たちが島に戻った直後、落石により帰れなくなった、というところで終了しました。

いかにも「サスペンス系海外ドラマ」って感じです。

 

最後の最後だけちょっと面白かったです。

とにかく今、僕がこの作品を見続けられるのは「レビューが良かったから」です。

余談ですが、ネトフリのレビュー機能が廃止されたんで近日中に観れなくなります。
絶対に改悪だと思うけどなぁ。

第2話

村と外をつなぐ道が絶たれ、仲間の何人かで一番近い中継装置へ向かうことに。長く村を離れていたアリスの過去には幼なじみとの苦い思い出が…。

引用:Netflix

前回、落石のせいで村と街を繋ぐ唯一の通り道である橋が壊れました。
しかもそのせいで電話線等も使えなくなったようで、ケータイも繋がりません。

それで彼らは、翌日「中継装置」の様子を見に行くことにします。

基本的には、「カップルの女の方」を別荘に残し、男どもが中継装置へ徒歩で行くことに。
道中の「セバスチャン」の絡みがやたらうざい。

セバスチャンは最新の時間軸で登場する唯一の人物で、子供の頃はいじめっこグループの主犯格でした。

20年前のシーンで、アリスとジュリアンのカップルにやたら嫌がらせをしていましたね。
昔も今も問題児のようです。

まず「現在」の話をまとめると、中継装置への道中、誰かが設置したトラバサミにロランが引っかかり、負傷しました。
仕方なくそこで右往左往しますが、マニュとアリスの二人だけが中継装置へ向かいます。

マニュはエンジニアで、中継装置に詳しいわけではないが、ある程度は仕組みが分かるとのこと。
そして中継装置へ行き分電盤を確認すると、故意的に誰かに壊されていました。

 

ここでエンドロール。

途中、誰かがトラバサミを仕掛けたり、Wifi機器のようなものを使い、人のケータイ(アデルの?)を一時的に繋がる状態にして勝手にメッセージを送るなど、明らかな黒幕の存在が明らかとなりました。

しかしそれが誰かは分かりません。
ケータイを操作してる手が女性っぽかったところから、女性であることは間違いないと思います。

子供時代の話では、ここで初めて主人公格の「子供マニュ」が登場しました。
おさらいすると、大人マニュはアデルの婚約者で、1話の再序盤から登場した人物です。

 

子供時代の話では「ジュリアン」が主人公格だったので、ジュリアンとマニュが混在していました。

マニュはどうやら、セバスチャンたちに虐められるジュリアン(とアデル)を手助けしてあげるようです。

他にも色々ありましたが、第二話はとりあえずこんな感じでした。

第3話

これまで起こった事故が偶然ではないと感じた一同は次第に平静さを失っていく。何人かがロランに付き添う中、チエリは助けを呼びに村を出ることに。

引用:Netflix

「チエリ」の奥さんは、チエリと口論の末、一人で街へ出ると言い深夜に出かけました。
そして”誰か”と遭遇し、恐怖に慄き(おののき)後ずさりしてこけます。
そしてそのまま後頭部を打って絶命したようです。

チエリとその父親のフィリップ(名前間違いの可能性あり)は二人で破壊された橋へ向かいます。
そしてロープを使い、チエリだけがその橋から降下。

フィリップはまた村に戻りました。

チエリは橋を降りてすぐ、自分の妻の死体を見かけました。

(ちなみに奥さんが後ずさりして死んだのは、明らかに別のロケーションでした。だから誰かがここに運び込んでいるはずです。)

慌てて妻の死体に駆け寄るチエリ。
その直後、チエリの背中に矢が刺さります。
チエリはそのまま、妻の死体に覆いかぶさるようにして絶命しました。

場面は変わり20年前。
弓矢の練習をしていた子供アリス

この頃には「ロディエ家」は既に失踪していたようで、「ジュリアン・ロディエ」とカップルだったアリスは酷く落ち込んでいます。
(しかしその後、ジュリアンパパの不倫現場に遭遇するシーンなどもあるので、過去は過去で時間軸が入り乱れているようです)

前回トラバサミにかかった「ロラン」の絶命が確認されました。
正確には、「絶命していた」という状況。

 

ロランの奥さんが付きっ切りでしたが、その時点で既に死んでいたようです。

フィリップ?と看病を交代する時に、「熱が下がったみたい」と前向きなことを言っていましたが、その直後、フィリップがケガの悪化を確認し、かなり落胆していました。

そして他のメンバーに顔を出し、彼らはフィリップの表情を観て事態を把握しました。
だから「既に死んでいた」と捉える方が自然です。

夜、メンバーで「チエリには期待できない(実際は既に死んでいる)から、俺たちで助けを呼びに行こう」という話になります。
そしてその際、「ロラン(の遺体)をどうするか」という話にもなり、ウォークイン冷凍庫(大きめの冷凍庫)に保管するということで落着。

翌日、ロランの遺体をフィリップ、マニュ、オリビエでウォークイン冷凍庫まで運びます。

運び終えたその時、ドアがパタンと閉まり3人は閉じ込められました。

 

ここでエンドロール。

前回、ファビオとオリビエ?が冷凍庫へ入り「(食料の)準備が良いな」という話をした際、チラっと冷凍庫の温度計が確認できました。
何度だったか忘れましたが、あれが伏線となってたんですね。

冷凍庫が元々内側から開けられない仕様なのか、それとも”犯人”が外側からロックしたのかは不明ですが、事故を防ぐために内側から開けられないということは無いでしょう。たぶん。

第4話

危うく命を落としかけ、恐ろしい場面に遭遇する仲間たちは、いよいよ疑心暗鬼になっていく。そして20年前、ロディエ一家がこつ然と姿を消す。

引用:Netflix

冷凍庫に閉じ込められた3人は、「たまたまアイスを取りに来た」というアデルのおかげで助かりました。
ちなみに冷凍庫のドアが開かなかった原因は、明らかに故意的な細工です。

 

いよいよ「この村はヤバイ」と気付いた3人。(マニュ、オリビエ、フィリップ)

フィリップは猟銃を持ち出し、山男(数学者)の元へ向かいます。
「お前が殺したのは分かってる!チエリはどこだ!言え!」と猟銃を向け山男を脅すフィリップ。

しかしフィリップは、別の誰かから後頭部を殴られ気絶します。

その「誰か」はまだ不明ですが、少なくとも山男と面識はあるようです。

フィリップを探していたマニュとオリビエは、山の中で倒れていたフィリップを見つけます。
フィリップは気絶していただけで、マニュの呼びかけにより目を覚ましました。
そして手には、「チエリ」とその妻「エリカ」の指輪を握っていました。

翌日、3人はこっそり助けを呼びに行こうと別荘を出ます。
チエリがロープで降りたあの橋と全く同じところです。

橋からロープ降下したのはフィリップとオリビエの二人だけで、マニュは橋の上から様子を見ていました。

すると、速攻でフィリップが撃たれ、その直後、オリビエも撃たれました。
二人とも死亡したようです。

あっけに取られているマニュ。
するとマニュの近くに着弾。

マニュは慌てて車に戻り、そのまま引き返しました。

場面は変わって深夜。
夫のロランが死に、そのまま衰弱していたティフェンヌ。

すると外から、”誰か”が石を窓に投げます。
それに気付き外へ出向くティフェンヌ。

そこには赤いフードの「誰か」が立っており、ティフェンヌが近づくと、そのまま後ずさりして暗がりへ消えました。
(ティフェンヌはこの”誰か”のことを「エリカ」と思っているようだが、定かではない)

その直後、赤いフードの誰かはハンドガンを持って登場。
ティフェンヌは慌てて逃げます。

”誰か”はそのままティフェンヌに照準を合わせますが、そこへ山男が登場。
「彼女は関係ない」的な事を言うと、”誰か”はそのままどこかへ消えました。

やっぱりこの一連の事件と、山男は絡んでいるようです。
そして山男は、”誰か”と協力している様子です。

最後、実家をきれいに掃除しシャワーを浴びていたアリス。
そのアリスの前に、あのしつこい男「セバスチャン」が現れました。

ビックリしたアリス。
ここでエンドロール。

アリス逃げてーーーー。

第5話

命からがら戻って来たマニュから事態を告げられ、騒然となる一同。一方、ロディエ家が別荘で過ごした最後の夜に起きた出来事は、未だ闇の中だった。

引用:Netflix

 

「ロディエ家失踪事件」について、ある程度明らかとなりました。

ロディエ家は4人家族でしたが、物書きジャンルイとその妻は、フィリップとエチエンヌにより銃殺されたのでした。
恐らく子供2人も殺す予定でしたが、お兄ちゃんの「ジュリアン」がギリギリのところで気付き、妹を連れて脱走。

子供たちはそのまま行方知れずです。

しかし前回か前々回のエピソードにて、ロディエ家失踪の件で山男の家を訪ねた際、山男の屋根裏にジュリアンが隠れていたという描写がありました。(妹もそこに隠れていたか忘れた)

山男は、ロディエ家の子供たちと明らかに繋がりがあり、そして彼らは、今回の「村八部殺人事件」にも大きく関与しているはずです。

そしてところどころ、「ジュリアンの妹(アメリ?だったっけ)」 = 「アデル」と思わせるような描写があります。
特に本エピソードにてそれが極端に増えました。

この辺りについては、次回エピソード(最終話)にて明らかになるでしょう。

そして、セバスチャンにレ〇プされてしまったアリス。
その事を夫のファビオにもまだ言いません。
しかし、マニュには打ち明けます。

アリスは弓矢を練習し、武器として備えます。

最後、トラバサミで死んだロランの妻「ティフェンヌ」は睡眠薬を飲み、夫の遺体があるウォークイン冷凍庫で横になります。
どうやら自殺するようです。

 

ここでエンドロール。

改めて、本作は時系列が複雑です。

20年前と現在の出来事が絡むだけではなく、現在のシーンの中でも、未来の方が先に描かれたりします。
これは本当にややこしく、覚えづらい点です。

だから記事も書きにくい・・・

まぁ全6話と短いですし、再鑑賞必須かもしれませんね。

第6話※ラストエピソード

ついにロディエ家失踪にまつわる全てが明るみに。エチエンヌとセバスチャンが仲間の一人を捕らえるが、真犯人が現れ、一連の事件は大詰めを迎える。

引用:Netflix

アデルはマニュに、「アデルは偽名。私の名前はアメリ。ロディエ家の娘」だと打ち明けます。
そしてマニュに銃を突きつけ、「ごめんなさい」と言い別荘を後にします。

アデルはそのままセバスチャンの元に向かいます。
扉を閉め切って籠城していたセバスチャンでしたが、「アリスが襲われた!」という一言で動転し、急いでカギを開けます。

するとその直後、アデルでは無い別の誰かに後頭部を殴られ気絶。
セバスチャンを殴ったのは、なんとオリビエでした。

オリビエは、フィリップ、マニュの3人で密かに助けを呼ぼうとした時に殺された人です。
その際、マニュから見たら確かに撃たれていたようでしたが、実は無傷。

つまりロディエ家の兄弟の正体は、オリビエ(ジャスティン)とアデル(アメリ)でした。

ジャスティンとアメリは、そのままラスボスである「エチエンヌ」の元へ向かいます。
まずエチエンヌの足を撃ち動きを止め、「何故両親を殺したか?」を白状させます。

理由はここでは詳しく語られませんでしたが、事前に流れた回想シーンで明らかとなってます。

まず、ジャンルイ・ロディエに惚れていたムリエルは、たまたま宝くじを当てます。
そしてその宝くじは、ジャンルイにプレゼントしていたのでジャンルイが持っていました。

エチエンヌ、フィリップ、ムリエル、クリスティーヌの4人で宝くじを奪うことを企て、そして実行しました。
一応、「最終確認」として、ムリエルはジャンルイを湖に呼び出し、「私を愛してる?」的なことを聞きます。

しかしジャンルイは「アリエナイ」的なことを言います。
ここでジャンルイがまともな事を言っていたら、ムリエルの気が変わり、ロディエ一家は殺されなかったかもしれません。
(宝くじは奪われていたかもしれませんが)

 

とりあえず、ジュリアンとアデルは復讐を完遂しました。(色々端折ってます)

生き残った人たちからは「なんてことを!!!」と非難されつつも、割と同情も得られたので説得できました。
説得というのは、「ジャスティンを犯人に仕立て上げる」という事への賛同。

ジャスティンはかなりの嫌われ者だったので、ほぼ全員が賛同しました。
唯一、主人公格のマニュだけは理解しづらそうでしたが、最終的には納得したようです。

最後、最新の時間軸でセバスチャンと話していたおばちゃんは精神鑑定医だと判明し、そしてセバスチャンは有罪が確定したようです。

おしまい。



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「内省」という資質に優れており、それを活かした映画系の記事が得意。
→「当ブログ」と「ぱっかん」について

「ぱっかんブログ」という雑記ブログで、映画やら何やらと色々書いてましたが、映画記事数が増えたのでそれを「ぱっかんシネマ」として立ち上げました。
洋画ホラー、サスペンスが好み。あとスローモーションになった時に流れる「ドゥーン...」という効果音も好き。

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