いくつもの人生分岐を描いたミステリアスな映画「ミスター・ノーバディ」を鑑賞したので、ネタバレ無し感想を書きます。
予告編(トレイラー)
作品情報
公開年 | 2009年 |
---|---|
原題 | Mr. Nobody |
上映時間 | 137分 |
製作国 | フランス・ドイツ・ベルギー・カナダ合作 |
監督 | ジャコ・バン・ドルマル |
脚本 | ジャコ・バン・ドルマル |
ジャンル | SF,ヒューマンドラマ,ファンタジー,ロマンス |
主要キャスト |
ジャレッド・レト サラ・ポーリー ダイアン・クルーガー リン・ダン・ファン リス・エバンス |
配信サイト・媒体 |
市販DVD Netflix…他 ※記事公開時の情報です |
あらすじ・みどころ
人生の選択によって生じるさまざまな可能性を、複数のパラレルワールドで描くファンタジードラマ。2092年、科学技術の進歩により不死が実現した世界で、唯一命に限りのある118歳のニモは、死を目前にして過去を回想する。最初の選択は、9歳だったニモが別れた両親のどちらについていくかで始まった……。
魅力
①いくつかの物理、心理学的な説明がチラチラ挿入されるのが面白い
②主人公の「ニモ」の中性的な顔立ちが見ていて心地良い(特に思春期時代)
③「アンナ」が「子供時代」「思春期」「大人」全て可愛い
気になる点
・主人公が取るいくつかの選択肢を丁寧に描いている為、テンポが悪く感じる
・考察の自由度が高過ぎる
・引き込まれるシーンや盛り上がりが無かった
【ネタバレ無し】感想
2092年。主人公の「ニモ」は人類最後の「死ねる人類」であり、他の不老不死の人類は皆119歳の「ニモ」に釘付け。
そんなニモは担当意志の催眠療法により、子供時代から人生を振り返る。
タイトルに「つまらなかった」という文言を入れましたが、全く心が揺れない映画でもありませんでした。
「もしアッチの行動を選んでいたら・・・」という人間の永遠の願いを丁寧に描いているのも面白いし、ニモがそれを可能になるよう「忘却の天使」を取り入れた設定も面白い。
たぶんそういう設定等は無駄が無いんだと思います。
実際に考察記事も非常に多く、また本作の一般評価もクソ高いので、たぶんその辺りは相当丁寧に作られているはずです。
僕が「つまらなかったかもしれない」と感じたのは、ただ単に「引き込まれる展開が無かった」というアホみたいな理由です。
実際に僕がアホなのが原因なのですが、ニモの人生はどれも平均的なもので、「映画としての盛り上がり」に欠けると感じました。
見終えて「考察記事」を速攻読んだ
あまりに難解で内容が理解できなかったので、速攻で考察記事を読みました。
ありがたいことに本作は人気作品で、かつ解釈の自由度が高いので考察記事がたくさんあります。
そしてそれらを読んで「なるほど、あの説明がここに繋がってくるのか」というのをある程度理解しました。
この辺りの考察は読んでいて非常に心地良く、だから「つまらなかった”かもしれない”」と思っています。
やっぱりこういう「見終えた後も楽しめる」作品が好きなので。
でも本作は考察範囲があまりにだだっ広過ぎて、「なるほど!」と繋がりに気付いた時の快感が低め。
どちらかと言うと、ジンワリ「あぁ、こういう解釈も出来るな」と感じるタイプであるため、考察する楽しさも他のSF、サスペンス系作品に比べ劣る気がしました。
評価・まとめ
50点
※以下、若干ネタバレしてます
僕は鑑賞後に考察して真実に辿り着いたり、「こういう解釈も出来るな」と気付ける作品(インセプションとか)が好きなのですが、その解釈の範囲が広すぎると「もはや風呂敷を畳めてないだけじゃないか?」と思えてしまいます。
本作は正にそれで、だから考察記事を読んで「ミスター・ノーバディ」が伝えたかったことを理解しても快感度が低かったんだと思います。
時間潰しにボンヤリ鑑賞したい人には全くおすすめできませんが、考察の余地が多いSF好きには割とオススメです。
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