現在進行形で「約束のネバーランド」のアニメ版が放映されてますね。
Amazonプライムビデオでも無料で鑑賞でき、僕はアマプラで観ています。
元々僕は「矯正施設の脱出モノ」が好きで好きでたまらないのですが、「約束のネバーランド」は正にそれっぽい内容で、しかもビックリするくらいしっかりと「心理戦」「戦略」について描かれています。もう大好物。
まだ前半程度しか見てませんが、あまりに面白過ぎるので「ネタバレ無し感想が見たい」と思ってそれっぽいブログを読もうとしました。
それでも意外とサラリとネタバレが挟まったりしてお腹が立ったので、だから自分で感想を書くことにします。
※筆者は「アニメ版」を現在進行形で観ているだけであり原作は未見です。
※僕と同じように「アニメ版を見てる人」や「まだ未見の人」向けの記事ではありますが、万が一・・・という事もあるので、「ネタバレは死んでもしたくない」という人は、全く無関係なこちらの記事でも読まれてみてください。
※最低でも、当記事はアニメ版での「第一話」のネタバレはしています。
目次
「約束のネバーランド」って何?
グレイス=フィールドハウスは親の居ない子供たちが住むところ。血の繋がりはなくても、ママと38人の兄弟はささやかながら幸せな日々を送っている。
11歳のエマ・ノーマン・レイはハウスの年長者であり、毎朝のテストでそろって満点をとる優秀さをほこる。
ある夜、里親のもとへ旅立つコニーを見送った子供たちだが、忘れ物に気付いたエマとノーマンは近づくことが禁じられている門へ向かう。そこで2人は衝撃の真実を目撃する
“2人は衝撃の真実を目撃する”とありますが、それは「コニーの死体」です。
本作はその衝撃事実が発覚するまではとにかく優しいタッチで話が進みますが、「コニーの死体」以後、主要人物の表情が+20歳化するなど、一気におどろおどろしい雰囲気になります。
そして「ここが孤児院じゃない」と気付いた彼ら(特にエマ・ノーマン・レイ)の3人は、なんとかしてこの孤児院から脱出しようとします。
第一話時点では「戦略を使って脱出を試みる」という決意的なセリフしか登場しませんが、少なくともその一言のおかげで、「力技で物を言わせるバトル漫画ではなく、ロジカルに話が進むタイプの話」だと予測できます。
そして実際にその通りです。
「約束のネバーランド」の魅力
魅力①推理描写の濃厚さが良い
本作の登場人物は11歳未満でありながら、みんな相当な頭脳を持っています。
そしてその頭脳を使い、今の環境に隠された「ヒント」を基に推理を繰り返します。
推理の末、事実に辿り着きハッとするキャラクター。
本作にはその「解決のカタルシス」が何度も何度も登場します。
「頭良い人の近くにいるとそれだけでなんか楽しい」というのと同じ感覚です。(たぶん)
「展開が遅すぎて全く話が進まない」という理由で低評価が押されていることもありますが、むしろそれこそ本作の魅力です。
「アカギ」でお馴染みの「福本伸行先生」の作品に引けを取らないくらい心理・推理描写が濃く描かれているので、やはりそれなりに話の進み方は遅いです。
しかし最後に「待望の脱走」が待ってるかと思うと、どれだけでも僕は待てます。
「プリズンブレイク」だって、シーズン1時点では全く脱走しなかったけど、良い子の僕はちゃんと待てました。
魅力②心理描写・人間模様が熱い
推理描写の次に面白いのは心理描写です。
単なる会話劇から相手の嘘や気持ちを見抜き、自分が優位に立とうとする展開がいくらかあります。
そしてこの「言質の取り合い」もとてもワクワクします。
「心理描写」はただの「騙し合い」だけでなく、ちゃんとキャラクター設定にも活かされている為、それが「キャラクターの魅力」にも繋がります。
そしてそんな魅力的なキャラクター同士が衝突するのですから、人間模様も最高に面白い。
敵・味方問わず個性的で素晴らしいキャラクターが登場するので、どこかの脇役にフォーカスされても全く退屈さを感じません。
魅力③演出や音楽が良い
ここに来て初めて「アニメ版」に限定したことを言いますが、本作はとても音楽が良い。
壮大で、物悲しくて、映画のよう。
ちなみに言うと「オープニング」とかめちゃくちゃ映画っぽいです。
映画のように壮大でドラマチックな演出の数々。
漫画未見なので偉そうなことは言えませんが、それでもアニメ版では、感情移入度を高める為に色々な工夫が施されているのがしっかり伝わります。
魅力④実際に大ヒットしてるという裏付けがある
いくつもの賞を獲得しているという本作。
実際に大人気という裏付けもある為、安心して鑑賞できます。
ミーハーな後追い組にはこの辺も嬉しい事実なはず。
面白いと感じるかどうかはもちろん個人の感性次第ですが、「既にヒットしてる作品」という安心感のおかげで「時間が無駄になったらどうしよう」という不安感が無い状態で鑑賞できます。
魅力⑤なんだか見ていて癒される
本作から感じる「絵本」的な何か。
どことなく「なつかしさ」も感じます。
この絵本っぽさと「ダークファンタジーなシナリオ」が相まって最高な作品になっていますが、「絵本っぽさ」のせいか、観ていて癒されます。
確かに子供たちはみんな絶望的な環境にいますが、それでもあの孤児院は美しく、登場人物たちもとても可愛い。
この「癒し効果」も間違いなく本作の中毒性を強めています。
【ネタバレ無し感想】「約束のネバーランド」のアニメ版を見てるけどクッソ面白い:まとめ
いやマジでもうクッソ面白いです。
まだ序・序・序盤しか観ていませんが、どのように伏線回収されていくか楽しみで仕方ありません。
しかし原作はもう終盤に差し掛かっているようで、そのせいで「ネタバレ無し」と書かれたブログでもとてつもない重要なネタバレがあったりします。
でもまぁこれは「アニメで追い始めたミーハー組」の宿命でもありますね。
少なくとも当ブログでネタバレをすることは無いので、何か感想等を書きたくなったら、是非当記事のコメント欄をお使いください。
そのコメントに本当にネタバレが無いか、僕が毒味してから掲載します。
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